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羽田イノベーションシティ全面開業1周年イベント11月1日から

 鹿島建設など9社が出資する羽田みらい開発は11月1日から3日の3日間、大田区と官民連携で羽田空港跡地第1ゾーン約16.5haのうちの約5.9haを活用し、開発した大規模複合施設「羽田イノベーションシティ」のグランドオープン1周年記念イベント「あわい - awai 2024 -」を開催する。入場無料(雨天・荒天の際は一部のコンテンツを中止する場合あり)。

 「羽田イノベーションシティ」は東京モノレール線天空橋駅に直結した、先端医療研究センター(医療・研究施設、滞在施設)や研究開発拠点(ラボ、大規模オフィス)、会議研修センター(カンファレンスルーム・滞在施設)、ライブホール、文化体験商業施設、水素ステーション、交流・連携スペースなどからなる、延べ13マ万1000平方メートルの地上11階地下1階建て。「先端」と「文化」をコンセプトに昨年11月に全面開業した。

 「あわい- awai 2024 -」では、「未来」「文化」「暮らし」に着目し、コンテンツを展開する予定。未来の空港展示をテーマに、空港・航空業界、施設運営業界に焦点を当てた先端技術の展示会「HANEDA EXPO 2024」を始め、民間事業者主体では国内初となる、特定の条件下で完全自動運転が可能な「自動運転レベル4」の運行許可を取得した自動運転バスの試乗体験、AR(拡張現実)を使って素材をつくる技術を活用した年賀状作りといった、先端技術を体験できる機会を提供する。

 また、大ヒット作の漫画「宇宙兄弟」の特別展、先端技術とアートを融合したインスタレーションなどの公開、全国各地から産直品や地域の名産などを集めた約30のブースからなるライフスタイルマルシェ、平和島や羽田漁師町の地形・川跡・古道などに着目したまちあるきイベントや日本橋から羽田を結ぶ舟運によるクルーズツアーなど、エリア特性などを生かしたイベントを予定している。

 詳細は順次特設サイトで公開予定。
 なお、羽田みらい開発の出資会社は鹿島建設、大和ハウス工業、京浜急行電鉄、日本空港ビルデング、空港施設、東日本旅客鉄道、東京モノレール、野村不動産パートナーズ、富士フイルムの9社。