Pick Up!
- 今年も圧倒的注目度の宅建試験詳報
- 積水化学のシンクタンクが「子供と睡眠」の調査
- 首都圏中古マンションの価格上昇続く、23区は急騰
1週間のランキング・トップ10から記者が気になる記事を3つピックアップしていきます。
今回、飛び抜けた注目度で1位となったのが、紙面記事の「2024年度宅建士試験 合格ラインは36点か 難解な出題少なく基本的知識問う傾向(2024/10/22号)」です。先週の試験日速報ニュースに続いて宅建士試験関連の記事に注目が集まり、現在もアクセス数はハイペースで増加しています。背景には、今年度は申し込み者数が33年ぶりに30万人を超える(当時は宅地建物取引主任者)など、宅建士試験自体への関心が一層高まっている点もあるでしょう。今回の試験は本紙講師陣の分析によると、難易度は前年度と同水準で、予想合格点は36点プラスマイナス1点。記事中では特徴的な設問についての解説等も掲載しています。
次に、5位にランクインした「積水化学 住環境研の情報発信を再開『子供と睡眠』を実態調査(2024/10/22配信)」です。積水化学工業住宅カンパニーのシンクタンクが、3年ほど休止していた研究発表を再開し、子供の睡眠に関する実態調査を公表したという記事です。子供の寝起きに関する悩みや、それに伴う親の困りごと、心配事などの実態がうかがえるアンケート結果ですが、注目すべきは、子供の睡眠を良くするための工夫として「入眠時の音、光、温度(への配慮)」が挙げられている点でしょう。こうした要素は、住宅のハード面からも大いに貢献できる部分であり、子育て世帯に向けた住宅供給の参考となりそうです。
最後に、8位の「中古マンション平均価格、東京23区初めて8000万円台に乗せる(2024/10/24配信)」をご紹介します。東京カンテイの行った中古マンション価格動向調査によると、23区の平均価格は8053万円で、前月比3.9%上昇、前年同月比では13.5%上昇。急騰と言える水準で価格上昇が進み、調査開始以来初の8000万台となりました。23区内でも特に「都心6区」の価格・上昇率が目立っています。事業用地の希少化から新築物件の供給が限られる状況などから、都心好立地では中古マンションへの需要も高止まりし、価格高騰が続いていています。他方、神奈川・埼玉・千葉の各県および県庁所在地では小幅な値動きにとどまっており、市場ニーズの偏りも引き続き見られました。中古物件の売買仲介や買取再販、新築物件の供給についても、引き続きマーケットの需給と価格動向を注視していく必要がありそうです。