商業用不動産データ分析基盤「estie マーケット調査」などを提供するestie(東京都港区)は、三菱UFJ信託銀行や、三井住友信託銀行のCVC(企業投資ファンド)やゼンリンのCVCを引受先とするシリーズB追加ラウンドの第三者割当増資でエクイティ(資本)調達した。これにより、同社のシリーズBラウンドでの累計資金調達額は30億円を超える。
estieは、不動産業界向けにDX推進を支援するため、複数のサービス機能で構成するマルチプロダクトの提供を進めている。「estie マーケット調査」のほか、不動産売買業務の案件創出を支援する「estie 所有者リサーチ」、不動産取引業務を支援する「estie 案件管理」など、未公表のサービスを含めると10個のサービスをラインアップし、大手の不動産ディベロッパーやJ-REITの投資法人などが導入活用している。