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オープンハウスG、プレサンスの完全子会社化へTOB開始

 オープンハウスグループは1月14日、連結子会社プレサンスコーポレーションの全株式の公開買付け(TOB)を開始した。オープンハウスグループは1月10日時点でプレサンスコーポレーションの株式の63.42%を所有しており、全株式の取得によって完全子会社化を目指す。公開買い付けの期間は2月26日まで。買い付け予定数の下限は3.25%。買い付け価格は1株2390円。TOBが成立した場合は、プレサンスコーポレーションは上場廃止する見通し。

 プレサンスコーポレーションは20年4月にオープンハウス(現オープンハウスグループ)と資本業務提携を締結、21年1月に上場を維持しつつ同社の連結子会社となった。

 オープンハウスグループはこれまで事業シナジーを創出するM&Aに積極的に取り組んでおり、同社の完全子会社化によって戸建てとマンション、実需向けと富裕層向け、関東圏と関西圏といった両社が相互に補完している商品ラインアップ、顧客属性、地域展開による積極的なクロスセルの実施のほか、集客マーケティング機能の強化、マンション建築機能の相互活用による収益機会の最大化、人材の相互交流、情報システムや SDGs関連投資の推進投資の更なる推進など、更なる経営資源の相互活用や意思決定の迅速化を見込む。