ヒノキヤグループの24年12月期通期連結業績は、前期に引き続き、過去最高の売上高を計上した。一方、経常利益はグループの事業拡大に伴う従業員数の増加や給与水準アップによる人件費の増加などが影響し、前期を下回り着地した。
国内の新設住宅着工戸数が80万戸を下回ると共に、建築資材や労務費を始めとする建築コストが増加の一途をたどる中、主力の木造住宅分野では、新商品の発売や超長期保証制度の導入などが奏功したほか、戸建て分譲住宅が順調に推移した結果、受注棟数は4094棟(前期比6.7%増)と、2期ぶりに4000棟を超えた。
また、注文住宅の売り上げ棟数は減少したものの、PC造の賃貸併用住宅が好調に推移。住宅事業全体の売上高は前期を3.4%上回った。また、断熱材事業は、ゼネコン向け大型物件の施工増や、高耐久防水材「アクアハジクン」などの伸長が寄与し、売上高は前期比6.8%増で着地した。
25年度は年間を通じた注文住宅の着工平準化による売り上げ棟数の増加や原価管理の徹底による利益率改善を図る。事業エリアの拡大によるより強固な事業基盤の構築を図ると共に、業務効率改善による経営統合効果の最大化による収益性向上などの更なる推進に取り組む。
ヒノキヤグループ
決 算 24年12月
売上高 1,448億円 (1.9%)
営業利益 -億円 (--%)
経常利益 72億円 (△2.9%)
当期利益 -億円 (--%)
予 想 25年12月
売上高 -億円 (--%)
営業利益 -億円 (--%)
経常利益 -億円 (--%)
当期利益 -億円 (--%)