大言小語 記事一覧

大言小語
住宅新報に連載中の1面コラム、「大言小語」です。
  • 大言小語 言葉を狩るな

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     何だか、息苦しい世の中になってきた。プロ野球中日ドラゴンズの応援団が使っている「サウスポー」という応援歌について、歌詞にふさわしくない箇所があるとして、球団側は歌詞の変更を求めた。中日ファンだけでな(続く)
  • 大言小語 スキルが原動力

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     重要事項説明の1項目にインスペクションが位置付けられて早1年超が過ぎた。不動産取引の現場では徐々にそのすそ野を広げ、取引当事者のみならず仲介業者からも頼りにされる場面が増えていると聞く。  ▼米国で普及(続く)
  • 大言小語 シェアハウス拡大の背景

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     自分がヒト科の一固体であることを認識するよい方法がある。それは、植物やペットなどヒト科以外の生物と友達になることだ。観葉植物のポトスの葉を(2葉ぐらい)切って水につけておくと半月ほどで新しい葉が生えて(続く)
  • 大言小語 「時間」と「空間」

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     「時間」と「空間」の関係を考えてみよう。もちろん、物理や宇宙の話ではない。不動産の話だ。  ▼まずは働き方改革の話。働く時間を柔軟にするために、働く場所を自由にする。自宅でもいいし、カフェやコワーキン(続く)
  • 大言小語 不安の押し売り?

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     金融庁はこのほど、人生100年時代を見据えた資産形成を国民に促す報告書を公表した。年金生活に入った高齢夫婦が30年間生きるには年金収入以外に2000万円が必要だと試算する。そのためには資産運用など、自分自身(続く)
  • 大言小語 自分にできること

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     昔、ある総会で、協会長の会員に向けた言葉が、今も心に残っている。高い会費を払ってまで「加盟した協会はいったい何をしてくれるのか。ではなく、自分が何をするのかが大事である」と。米国のジョン・F・ケネデ(続く)
  • 大言小語 隣のファーウェイ

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     〝米中貿易戦争〟が勃発したことで様々な影響が日本にも出ている。中国通信企業ファーウェイに対する米国の制裁措置により、グーグルが一部ソフトウェアの供給を制限する可能性が出てきた。Gメールやユーチューブ(続く)
  • 大言小語 深刻な管理問題

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     不動産市場が活況な影で、マンションの管理の問題は日々、深刻化し続けている。人材不足が社会問題として浮上して久しい。管理員、技術スタッフ、管理組合役員のいずれもが人手不足に陥っているマンション管理はま(続く)
  • 大言小語 価値観の共有

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     ▼米国で「伝説の経営者」と言えば、ゼネラル・エレクトロニクス社のCEOを務めたジャック・ウェルチ。彼は、業績を上げた管理職でも企業の価値観に従わなければクビにするという考え方だった。業績より価値観を重視(続く)
  • 大言小語 未来は存在していない

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     若い人たちの間では不動産投資熱が高まり続けているようだ。国民生活センターに寄せられる投資用マンションに関する相談件数が全体では減少傾向にあるのに20歳代の若者からの件数は逆に増加。直近の5年間では約2.5(続く)
  • 大言小語 長寿化は未来をどう変える

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     人間の寿命が長くなるということは、それだけ人と住まいとの関係も深くなるということだ。同じ家に長く住むということもあれば、一生の間に次から次へと住み替えていく回数が多くなるということもあるだろう。いず(続く)
  • 大言小語 それぞれの働き方改革

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     新元号のことばかりが報道されがちなため、ここは、4月からの改正労働基準法を考えたい。従来も企業には、毎年一定日数の年次有給休暇の付与が求められていた。今後は年10日以上の年次有給休暇が付与される労働者(続く)
  • 大言小語 もっと女性を

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     新元号「令和」が発表されてからさほど間を置かず、新紙幣が導入されるという話が飛び込んできた。財務省によれば、巧妙化する偽造に対する新技術の導入と技術の承継のためとする。最近すっかり見なくなった二千円(続く)
  • 大言小語 豊かさの時代に

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     「令和」が発表され、巷では連日、新しい元号の話題でもちきりだ。令和元年が迫る中、約60年にわたり皇室報道に携わるジャーナリストから話を聞く機会があった。興味深かったのは、皇室と森林資源との関係だ。  ▼(続く)
  • 大言小語 花首から散る椿

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     サザンカを除けば、ツバキ科の花が今咲き誇る。オトメツバキ、シラタマツバキ、ヤブツバキ、ワビスケツバキなどである。花の色は乙女椿が桃色、藪椿と侘助椿は紅色と白色の2種類。白玉椿はその名が示すように純白(続く)
  • 大言小語 月日の流れが早いのは

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     今年も3カ月が過ぎようとしている。「あっという間に過ぎていくと感じるのは、齢を取るほど1年が年齢分の1になって、どんどん小さくなっていくかららしい」などと何の根拠もないことに納得している大人が多いよう(続く)
  • 大言小語 技術進歩の早さ

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     ギュルギュルギュル、ガガガー。別に腹を下したわけではない。30年ほど前になる。学窓は理科系だったために日々、コンピューターのプログラムを打ち込んでみては、カセットテープに保存していた。今や懐かしい。若(続く)
  • 大言小語 見方を変えると

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     先日、日本不動産学会の原科幸彦会長とイーソーコの大谷巌一会長の対談を取材した(10面参照)。原科会長は東工大出身。不動産学は、法律、経済、理工の3分野が密接に絡み合った学問で、学会創立前から社会工学の専(続く)
  • 大言小語 充実した時間

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     卒寿を超えた親が介護期を迎え、デイサービスやショートステイに送り迎えや小用で出向く機会が多くなった。ショートステイには通い始めて1年くらいが経つ。安心と便利さからつい滞在期間も長くなりがちだ。利用機(続く)
  • 大言小語 春の訪れ

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     少しずつ春めいている、ような気がする。冬から春への胎動には生物が進化の謎を隠しているかのような神秘な匂いがある。春から夏へのやわらかな移ろいとは違う、なにか新たな世界が突然出現してきそうなときめきが(続く)