大言小語 記事一覧
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大言小語 ソーシャルな視点
新築マンションの年収倍率が全国平均で初めて10倍を超えた。価格、利益に見合った供給戦略が続けば、庶民にとっては高嶺の花よりもはるか遠い存在となる。生活を切り詰めて所有するよりも、中古や賃貸住宅という選(続く) -
大言小語 合格発表が間近
住宅新報ウェブに掲載されている記事の週間ランキングに10月20日に実施された宅建試験の関連記事が3週連続トップを走り続けている。11月26日の合格発表を控えて、受験者の最大の関心ごとは合格ラインに尽きる。殊(続く) -
大言小語 〝常識〟を超える
担当領域の関係で、賃貸住宅を取材する機会は限られてはいるものの、振り返れば、これまで〝賃貸住宅の常識を変えよう、イノベーションを起こそう〟といった事業者に取材をする機会が何度かあった。 ▼10年近(続く) -
大言小語 政治に期待できるか
人手不足が全国的に問題になっている。特に中小零細企業は、事業承継とともに将来会社を背負って立つ若手社員の採用に苦戦している。若者は仕事とプライベートの両立を重視し、仕事に追われる日々、ブラック企業に(続く) -
大言小語 職場環境の整備を
今年度の宅建試験が終了した。結果に関わらず、学んだ知識を積極的に職務で生かし、自社の生産性向上に貢献してもらいたい。同時に、従業員が実力を発揮できる環境の整備も、企業にとって重要な課題だ。 ▼厚(続く) -
大言小語 大台超えた宅建
日中は残暑の余韻を残しながらも朝晩はやはり冷え込むようになり、徐々に秋の気配が漂ってきた。秋といえば食欲、スポーツ、芸術、読書などと話題に事欠かないが、不動産業界に限っていえば毎年恒例、10月第3日曜(続く) -
大言小語 時代の変化と情報
久々に顔を出した同窓会で恩師の他界を知った。己の年齢を改めて顧みることとなったが、普段思い出すこともない中高時代の授業や恩師の口癖などが久々に蘇った。 ▼朝刊のコラムの要旨・感想をまとめるという(続く) -
大言小語 地価が煽る住宅価格
東京、大阪、名古屋の三大都市圏を起点に地価上昇が広がっている。再開発や投資家の影響を反映している。分譲マンションは普通に働く会社員が買えない水域に到達した。 ▼新社会人になり賃貸住宅に住み、結婚(続く) -
大言小語 今年も「豊かな住まい」を
まもなく訪れる10月は、毎年恒例の「住生活月間」である。開催は今回で36回目。今年は香川県での実施となる「中央イベント住まいフェス」を始め、地方自治体や住宅関係団体等による催しが、全国各地で数多く開かれ(続く) -
大言小語 出馬ラッシュ
世界的な選挙イヤーもいよいよ終盤戦だ。気候変動やエネルギー問題、長引く戦争など国際情勢が緊迫する中で、舵取りを担うリーダー選びは明日の我が身に影響を与える。アメリカでは11月の大統領選挙を前に、前大統(続く) -
大言小語 リノベ×ESG
老朽化した賃貸物件を環境配慮型不動産にバリューアップし再び市場で流通させる環境配慮型リノベーションファンドが運用を始めた。リノベーションマンションで豊富な実績があるリビタと、11年に創設した「DBJグリ(続く) -
大言小語 パリパラ五輪開幕
パリ五輪は閉幕したが、パラ五輪がいよいよ始まる。従前の大会は、メディアの取り上げ方などを見る限り、五輪の存在感に押されている感がぬぐえなかったが、前回の自国開催の影響で、認知度はかなり向上したとも聞(続く) -
大言小語 はて? これで良いのか
『はて?』NHKの連続テレビ小説『虎に翼』の主人公が〝本当にそうなのか〟と疑問を感じたときに発する言葉だ。日本で初めて法曹界に飛び込んだ女性の生涯を描いているが、『はて?』と思うシーンは今も珍しくない。(続く) -
大言小語 水害抑止のために
この時期、酷暑と共に深刻な気象現象といえば、台風や豪雨だろう。7月25日には山形県と秋田県で記録的な大雨が降り、約1500棟(8月1日現在)の住宅が被害を受けた。都心部などでも、7月末の豪雨や、荒天による花火大(続く) -
大言小語 熱を冷ます
昨夏は東京都で35度以上の猛暑日が過去最高の22日を記録するなど、統計開始以降最も気温の高い夏と発表されたが、今夏もそれに匹敵する印象だ。こまめな水分補給はもとより、日傘や首の冷却タオルなどのアイテムも(続く) -
大言小語 寒暖のしのぎ方は
昨夏は、統計開始以来、国内の観測史上最も暑い夏だったはずなのだが、個人的な体感では、今年は不快感も疲労度も、既に昨年を上回っている気がしてならない。年々夏の暑さがこたえるのは、気候変動によるものか、(続く) -
大言小語 乖離する現実と株高
人手不足、インフレ、円安進行など経済を取り巻く環境は厳しい。その中で日経平均4万円台の過去最高値だ。バブル期は浮かれていたが、今、浮かれている人はいない。民間の調査会社によれば、倒産も増えている。コ(続く) -
大言小語 課題は事業者の意識
近年、カスタマーハラスメント(カスハラ)に対する問題意識が高まっており、不動産業界でも対応の動きが顕在化している。昨年には国土交通省がマンション標準管理委託契約書を改訂し、カスハラ対策の規定を新設。今(続く)