大言小語 記事一覧

大言小語
住宅新報に連載中の1面コラム、「大言小語」です。
  • 大言小語 郊外の空き家

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     郊外だが駅から近く大きな庭もある我が家。「通勤大変だね」と、言われることも多いが、とても満足して住んでいる。子供とよく遊びに行く近くの公園は、都心の住宅地ではあり得ないほどの広さだ。近くの美術館にも(続く)
  • 大言小語 田舎暮らし

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     新たに始まったNHK連続テレビ小説「まれ」。能登半島にある小さな漁村が舞台で、夢が嫌いな少女が夢を見つけ、それを花咲かせるストーリー。いま話題の「田舎暮らし」も一つのテーマである。第1週の平均視聴率は20(続く)
  • 大言小語 ふるさと納税で意思表明

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     ふるさと納税が大流行しているという。この4月から、年間5自治体までの寄付なら、寄付ごとに申請書を自治体に郵送することで確定申告が不要となった。また、還付、控除額もこれまでの2倍に拡大され、ますます増え(続く)
  • 大言小語 地下鉄の防水扉

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     今年に入って、東京地下鉄南北線赤羽岩淵駅の4つの地上出入り口に分厚い、頑丈そうな防水扉が設置された。普段は折りたたんであるが、その厚さは50センチ余もある。1カ所につき工事は2、3週間ほどかかったが、それ(続く)
  • 大言小語 永く続く店

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     それほど高いレベルを要求しているつもりはないのに、本当に心落ち着く居酒屋が見つからない。永く通った店でもほんの些細なことがきっかけで足が遠のいてしまう。単なるわがままか、いまだに理想の居酒屋を求めて(続く)
  • 大言小語 パパも早く帰りたい!?

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     女性の視点や感性を家づくりに生かそうという取り組みは、今や住宅・不動産業界にもしっかりと根を下ろした。戸建て、マンション、賃貸住宅、最近ではリノベーションなどでも、女性陣が主体となって商品企画を担当(続く)
  • 大言小語 震災の教訓

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     未使用のまま2年間の賞味期限を迎えようとしている我が家のミネラルウォーター。賞味期限が来るのは今回で2回目。備蓄を始めてから4年が経過した。2リットル6本入り2箱の水は、最近お茶や料理などに使用している。(続く)
  • 大言小語 夢は大きく

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     扉を開けば、新しい世界が広がる期待感。22年前、田舎の片隅で育った18歳の青年は、4月から始まる東京の新生活に大きな期待と夢を膨らませていた。すっかり中年になってしまった今、当時の自分に微笑みながら語り(続く)
  • 大言小語 選択の自由

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     夫婦別姓を認めない規定と女性の再婚禁止期間を定めた規定の合憲性を争う裁判で最高裁がいずれも大法廷に回付した。審理は15人の裁判官全員で行われる。最高裁はこのところ民法での憲法判断について前向きだ。非嫡(続く)
  • 大言小語 不動産取引とネット利用

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     スカイプを活用した重要事項説明の実証実験が準備期間を経て7月頃に始まる。いわゆる「ネット重説」だ。まずプロ同士の取引やネットになじみやすい賃貸物件から試してみて、問題点などを抽出したうえで導入に踏み(続く)
  • 大言小語 「サ高住」改革私案

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     サ高住は60歳以上の高齢者が安心して快適に暮らすための住まいとして制度化された。しかし配偶者なら60歳未満でも同居できるが子供は認められない。 ▼例えば75歳の父親と70歳の母親、40歳の子供の3人で暮らす家族(続く)
  • 大言小語 大事には至らず

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     まさかというか、やはりというべきか、実家に暮らすやや認知症の進んだ高齢の母にも、振り込め詐欺の電話がかかってくるようになってしまった。幸いにも実家は二世帯住宅で、その電話に受け答えしていた母の様子に(続く)
  • 大言小語 震災から学ぶこと

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     1月17日に開かれた阪神・淡路大震災20年追悼式典。屋外会場のHAT神戸は、午前11時45分の式典開始直後まで青空に恵まれていたが、会が進むにつれ雲が生じ、ついに雨粒が落ちてきた。クライマックスの「献花」の頃は(続く)
  • 大言小語 大震災の記憶

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     その日、多くの人が一瞬にして跳ね飛ばされ、自らを守るはずの家の下敷きになった。大破したマンションやアパートもあったし、中間階が押し潰された大型ビルもあった。木造住宅が立っている傍らで鉄筋コンクリート(続く)
  • 大言小語 退化しない覚悟

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     日本の政治は進化しているのか、退化しているのか。民主党の代表選がスタートしたが、国民の関心は今一つ。3人が立候補したが、政策の違いがよく分からないのも問題だ。護憲派から改憲派まで、右から左までの寄り(続く)
  • 大言小語 負担減る「税」に

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     昨年は、1年の世相を表す漢字に「税」が選ばれた。意外な感じもしなくはなかったが、消費税の引き上げと再増税延期のあった14年。発表されてみれば、誰もがうなづく妥当な結果だろう。  ▼前の年の駆け込み以降引(続く)
  • 大言小語 〝異例〟な天候

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     今年の冬は「寒い」の一言につきる。年越しまで着ないこともあるコートを、今年は既にフル装備で着ている。これ以上寒くなったらどう対処するか。そんな日本列島を台風並みに発達した低気圧が襲った。国土交通省は(続く)
  • 大言小語 中吊り広告

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     誰も見ていない「中吊り広告」はいずれなくなる運命では―と予言する経済雑誌の幹部の話を聞いて、そんなことはないと思いながら、意識して着ぶくれした通勤電車の中を観察した。確かに中吊りを見ている人は少ない(続く)
  • 大言小語 居酒屋の意義

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     衆院選の最中だが、なぜか東京一極集中の是非が争点にならない。政府・自民党はその是正を前提に(アベノミクスの効果が地方にも届くようにするということはそういうこと)「地方創生」を重要施策として打ち出してい(続く)
  • 大言小語 秋は資格試験シーズン

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     秋の味覚や紅葉など季節を味わうのは、日本古来からの文化だ。とはいうものの、ちょうど今の季節に集中する資格試験を控えた多くの受験者とりわけ住宅・不動産業に従事する人たちには、季節を味わうのは後回しにな(続く)