大言小語 記事一覧

大言小語
住宅新報に連載中の1面コラム、「大言小語」です。
  • 大言小語 「家族同然」という言葉

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     一般社団法人シェアハウス振興会が推奨している入居者ルールでは、「個室へのノックは禁止」である。たとえ、どんなに仲の良い入居者同士でも一つ屋根の下で暮らしているときに、「いつ誰がノックするかも知れない(続く)
  • 大言小語 負けるが「価値」

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     将棋のプロ棋士とコンピューターが5人対5プログラムで対決する「電王戦」は、初戦プロ側が勝ったものの、その後2連敗、4局目の対局者が必敗の将棋から、相手陣内に入る入玉持将棋を狙い、引き分けに持ち込んだ。人(続く)
  • 大言小語 団信特約のお知らせ

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     ご注意、団体信用生命保険特約制度は一度脱退されますと再加入できません。住宅ローンを完済されるまで継続してご加入ください-。最近、住宅融資を受けている金融機関から届いたお知らせの裏面の文言である。主題(続く)
  • 大言小語 大人の居酒屋

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     「大人の居酒屋」賞をあげたいような店が、東京・八丁堀にある。2回目に友人を誘って行ったとき、早くも顔を覚えていてくれて、ちょっとした優越感にひたる。テーブル席が埋まっていたのでカウンター席へ。最初に(続く)
  • 大言小語 電子頭脳との付き合い方

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     現在、将棋の「電王戦」が行われている。これは、プロ棋士とコンピューターとの対戦、5人対5将棋ソフトとの平手戦だ。プロの中にはバリバリの若手棋士やA級八段も居て、まさしく真剣勝負。チェスの世界では、トッ(続く)
  • 大言小語 名は体を表す

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     高層住宅管理業協会は4月から「一般社団法人マンション管理業協会」として新たなスタートを切る。現協会名では一体何をやっている団体かよく分からないという指摘もあった。今度は「『名は体を表す』ではないが、(続く)
  • 大言小語 ひたむきな心、忘れずに

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     小欄で取り上げたこともある、都内某所に数年前オープンしたお気に入りの焼鳥屋に久しぶりに足を運んだ。せせり、せぎも、ぺた、おび、ちょうちんなど、めずらしい部位がどれもおいしく、あいかわらずの満席状態。(続く)
  • 大言小語 悲しみを減らす

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     東日本大震災が起こった11年3月11日。2年の歳月が、震災を経験した人たちの心を少しずつであっても癒してくれたと祈りたい。震災復興や原発処理はいまだ道半ばだが、3.11以降、日本社会の価値観は大きく変わり、多(続く)
  • 大言小語 屋上屋は不要

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     制定からおよそ120年、民法がついに大改正されるか。法務省は民法改正の中間試案をまとめ、4月からパブリックコメントを始める。身近な法律だけに、改正内容によっては国民生活に大きな影響が出るだろう。  ▼現行(続く)
  • 大言小語 駅ナカとまちなか

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     シャッター商店街というと、かつては地方都市の駅前が代名詞だったが、流れは大都市の郊外駅前に広がり、最近は都心部周辺でも散見される。高齢化の波が大都市圏に押し寄せているのと同じように、買い物難民も出始(続く)
  • 大言小語 イクメンが出世する

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     〝イクメン〟の名付け親で、東レ経営研究所主席コンサルタントの渥美由喜氏は言う。「これからはイクメンでなければ女性にモテないし、出世もできない」と。出世を助けるという見方が新鮮だ。理由は子育てや家事を(続く)
  • 大言小語 時代映す〝宅建業法〟

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     宅地建物取引業法が昭和27年に制定されてから60年が過ぎた。その業法60周年の記念フォーラムが都内で開かれ、不動産業にかかわる多くの参加者が一堂に会した。業法は戦後間もない当時の住宅難を克服し、国民に安全(続く)
  • 大言小語 愛のムチなどない

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     大阪市立桜宮高校におけるバスケ部顧問の『体罰』による生徒の自殺を受け、文部科学省が調査すると、名門競走部の監督による暴力など、全国各地で指導という名のもと教師の暴力が行われていた。  ▼子供たちは可哀(続く)
  • 大言小語 適度な需要刺激策

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     消費税の2段階引き上げは未知の経験である。来年4月に8%、再来年10月に10%となることを前提とした与党税制改正大綱が1月24日固まった。この2段階引き上げが国民生活や経済活動にどういう影響をもたらすのか。とり(続く)
  • 大言小語 「考える葦」

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     業界団体の新年会で今年必ず話題に上るのが消費税問題だ。10%に上がるのが15年10月。軽減措置がどうなるのかにもよるが、住宅業界にとってかなり厳しい時代がやってくるのではという危機意識だけは持ち続けなけれ(続く)
  • 大言小語 2020年、世界に感謝

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     例年にない人出で新年会が盛会だ。新政権への期待、選挙、新都知事の誕生、円安と株高、そして消費増税の負担軽減など話題も豊富だ。そうした中ふと目についたのが、多くの来賓客や来場者の胸につけられた「オリン(続く)
  • 大言小語 浮かれてはいられない

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     明けない夜はない、というが明けない年もない。未だ数多く起きる東日本大震災の余震やデフレ経済が続き、社会保障も含め先行き不透明な現状であっても、正月はやって来た。いや、迎えられたというべきか。  ▼昨年(続く)
  • 大言小語 機械式駐車場問題

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     「機械式駐車場をどうするか。数年前から急に増えてきた悩ましい問題です」。マンション管理会社幹部の話だ。10年ほど前までは、マンションの駐車場不足が深刻で、付置義務を課した自治体があったほどだが、それが(続く)
  • 大言小語 寄り添う気持ち

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     大和ハウス工業の樋口武男会長は「どうすれば儲かるかではなく、世の中が求めているものは何かを考え、満足してもらえる商品やサービスを提供していけば企業は成長できる」と話す。  ▼国土交通省は今年、中古住宅(続く)
  • 大言小語 〝名付け〟も多様化

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     12年に生まれた子供の名前ランキングが大手生命保険会社から発表された。最も多かったのは、男子が蓮(れん)さん、女子が結衣(ゆい)さんだった。トップ10を眺めると、多様化、個性化、安全志向といった世相をくっき(続く)