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東京都心部、底打ち感強まる 2月の中古マンション価格 東京カンテイ

 東京カンテイ(東京都品川区)がまとめた3大都市圏における2月の中古マンション価格(70平方メートル換算)によると、東京都心部で価格の下げ止まり傾向がより強まったことが分かった。
 首都圏は2941万円(前月比0.3%下落)。都県別では、前年と同値だった神奈川県(2537万円)を除いて値下がりし、特に東京都(3759万円、同0.2%下落)は12カ月連続下落となった。東京23区(4053万円、同0.3%下落)も13カ月連続で下げているものの、都心6区(5272万円、同0.1%上昇)に関しては2011年末頃に底打ちしたとみられ、現時点ではほぼ横ばい。ただ、城南・城西エリアに属する周辺区に、底打ちの傾向が波及している様子はみられない。
 近畿圏(1825万円)は前月と同値。大阪府(1868万円、同0.2%下落)、兵庫県(1810万円、同0.1%上昇)は共に小幅な変動にとどまったが、主要都市別にみると両者の価格動向は対照的。大阪市(2156万円、同0.8%下落)の特に中心6区(2636万円、同0.7%下落)が6カ月連続で下落したのに対して、神戸市(1882万円、同1.3%上昇)は明確な上昇基調だ。
 中部圏(1525万円)も前月と同値。愛知県(1563万円、同0.3%下落)では、2011年11月から続いていた上昇傾向が一服する形となった。
(http://www.kantei.ne.jp/)