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横浜市のマンションで自然エネルギー利用効果を検証 大京

 大京は、ドア中央部にスリット状の換気口を設けた換気機能付き玄関扉をはじめとするマンション内に採用したパッシブ手法の効果を検証する。2011年に横浜市青葉区で竣工したマンション、ライオンズたまプラーザ美しが丘テラス(総戸数79戸)で実施。日本大学理工学部建築学科と共同で行う。検証を通じてパッシブ手法の効果を見える化、数値化することで、今後パッシブ手法を採用するマンションでの消費者PRに活用したい考えだ。

 調査・検証は、居住者約10世帯の協力を受け、6月下旬~2013年3月下旬にかけて実施する。屋内外の温熱環境や、居住者の冷暖房や給湯、照明のエネルギー消費量などを調査する。

 パッシブ手法は、太陽光や風などの自然エネルギーを利用して室内環境を快適にするもの。ライオンズたまプラーザ美しが丘テラスでは同手法として、換気機能付き玄関扉のほか、霧のような水滴を空気中に噴出するミスト散布装置や緑のカーテン設置スペースなどを導入している。