大京(東京都渋谷区)と大京グループでマンション管理事業を手掛ける大京アステージ(東京都渋谷区)は、マンション居住者向けに防災備蓄品をパッケージとしてまとめた防災ボックスを開発した。大京が2013年春に神奈川県相模原市で販売開始を予定している総戸数78戸のマンション、ライオンズ相模原ライズフォートに採用する予定のほか、同物件の販売に合わせて、大京アステージが管理する既築マンションの居住者にも提案していく。
同商品は、マンション専有部の生活で、災害時の「自助」についての準備を促すもの。防災用としてあらかじめ必需品を揃えるだけでなく、防災の意識を高める狙いもあるという。ボックスは、幅280ミリ、高さ230ミリ、奥行き380ミリで物入れやクロゼットに入る大きさ。中には、避難したかどうかを玄関ドアに表示するマグネットや、停電時の明かりの確保とラジオによる情報収集ができるダイナモライト、水を使わず身体や頭などを清潔に保つ清拭布、携帯用トイレなどを収納する。価格は1万円をメドに検討している。