リフォーム専門の住友林業ホームテックはこのほど、高層ビルにも採用されている油圧ダンパー式の制震装置を木造住宅用に改良した「オリジナル制震ダンパーS型」を開発した。従来からの耐震工法とあわせて、「耐震・制震ダブル工法」として二重の安心・安全のリフォームを提案する方針だ。
同ダンパーは、木造軸組工法の住宅用に開発した装置。制震ダンパーを縦に設置し、耐震補強とあわせることで、建物の揺れ幅を約50%低減することが可能だという。また、本装置は柱と柱の間に設置するため、既存の天井と床を解体せず、壁下地のみの撤去で設置できる特徴もある。