東京カンテイ(東京都品川区)の調査によると、東日本大震災以降、仙台市内における中古マンションの平均坪単価(売り希望価格)が急上昇している。耐震性の高さからマンションの居住ニーズが高まっているものの、ストック総数が限られているうえに売り控えの傾向も相まって、在庫不足に陥っているとみられる。
仙台市の中古マンション平均坪単価について、過去4年間の推移を四半期(Q)ベースで見ると、震災前は58.8万円(2009年2Q)→57.0万円(2010年2Q)→56.5万円(2011年1Q)と下落していた。それが震災以降、58.6万円(2011年2Q)→63.5万円(2011年3Q)→68.9万円(2012年2Q)→71.3万円(2012年4Q)と急上昇。直近は76.6万円(2013年1Q)を付け、2011年2Qと比べて30.7%上昇している。