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ミサワホーム、補助材で子会社に施工不備

  ミサワホームはこのほど、子会社などにおいて施工上の不備があったことを公表した。

 子会社のミサワホーム中国などで建設した建物の一部で、「軸組材」と合板や石膏ボードなどの「面材」で構成される「補助水平構面」について、面材が施工されていないケースが発覚した。11月15日時点で5棟の施工不備が確認されたが、同様の施工不備は1619棟に上る可能性があるという。ミサワホームでは、「お客様、関係者には多大なるご迷惑、ご心配をお掛けした。問題のある住宅については、オーナーなどの希望を含めて十分納得していただける対応を考えたい。二度とこのようなことのないよう、再発防止に努める」とコメントし、具体的な再発防止策を示した。

 補助水平構面は、一定の建築条件のもと、壁・屋根パネルの変形を抑える補助的な部位のことで、同社オリジナルの施工方法。仮に未施工であったとしても、ほかの構造材により地震などの安全性に問題はないとしている。