国土交通省の調査によると、11月の新設住宅着工戸数は9万1475戸となり、前年同月を14.1%上回り、15カ月連続の増加となった。季節調整済み年率換算値では103万3000戸で、前月比0.4%減となったが、3カ月連続で年率換算値が100万戸を超えた。
利用関係別に見ると、持家が3万4580戸(前年同月比22.6%増)、貸家は3万5266戸(同17.1%増)、分譲マンションは9037戸(同14.6%減)、分譲戸建て住宅は1万2111戸(同12.1%増)となっている。
持家と戸建て住宅は15カ月連続、貸家が9カ月連続で前年を上回ったものの、分譲マンションは2カ月連続の減少となった。
国土交通省では、「全体的には消費マインドの改善で堅調な動きになっている。分譲マンションは減少したが、9000戸台なので駆け込み需要の反動減とまでは考えられない」と話している。