矢野経済研究所の調査によると、13年のホームファッション小売市場は、前年比9.7%増の3兆3911億円となった。大型小売店やホームセンターなどの低価格帯商品が引き続き好調なことに加え、景気回復の期待感から家具専門店を中心とした高価格品の売り上げが伸び、3年連続のプラスとなった。調査対象は、「ベッドリネン・寝具」「ホームファニチュア」「キッチン・テーブルウェア」など7分野。
14年については、ほぼ横ばいとなる3兆4072億円を見込んでいる。住宅着工が減少基調であることや消費増税の駆け込み反動減の影響はあるものの、消費マインドの向上から底堅く推移すると予想している。