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景気動向、不動産の指数は3.9ポイント減の42.0 帝国データ

 帝国データバンクは3月4日、2月の景気動向調査(全国)を公表した。それによると、全体の景気動向指数(DI)は前月比3.2ポイント減の38.7と5カ月連続で悪化し、7年ぶりに40を下回った。国内景気の後退局面が続く中、「新型コロナウイルスの影響も加わり、大幅に悪化した」(同社)。
 業界別に見ても、全10業界のすべてでDIが悪化。不動産業界は42.0(同3.9ポイント減少)で、全業界平均は上回っているものの、前月の増加から再び減少に転じた。同社のヒアリングによると、「新型コロナの影響で新規ホテル開発が延期となっている(不動産代理・仲介)」「例年に比べて賃貸住宅への需要の出足が鈍くなっている(同)」「新型コロナの影響で飲食店ビルに不安がある(貸家)」といった声が挙がっている。