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三井不、健康支援アプリで生活習慣病リスク予測の実証実験

三井不動産は、企業と従業員双方をサポートする健康経営支援サービス「&well(アンドウェル)」のアプリに、東芝が開発した「生活習慣病発症リスク予測AI」と、「リスク低減シミュレーション」を追加し、4月から実証実験を開始する。「&well」会員が自身の将来の疾患リスクを把握し、 このリスクを低減させるための目標体重をシミュレーションすることが可能。実証実験を踏まえ、22年度中に「&well」サービス での本稼働を目指す。

実証実験は11月まで「&well」導入企業の従業員 300 を対象に実施。実施内容は、①最新の健康診断結果から、生活習慣病発症リスク予測を算出、②リスク低減シミュレーションから、目標体重を算出、③目標に応じた行動促進コンテンツの提供、および本人による行動記録、④ ③の開始4ヵ月経過後に、意識調査、行動変容への影響を調査—となっている。
三井不動産では、「今後も積極的にDX活用を推進し、質の高いサービスを健康経営に取り組む企業に提供する」(小川将ビルディング事業一部長)としている。