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記者が解説 住宅新報web週刊ニュース記事(5月26日~6月1日)

・住宅ローン、若年層〝借り過ぎ〟傾向強まる
・本紙22年度売買仲介実績調査
・中古マンションの価格と騰落率の100位


 1週間のランキング・トップ10から記者が気になる記事を3つピックアップしていきます。

 まずランク1位の「住宅ローン、若年層〝借り過ぎ〟傾向強まる 利上げ耐性に弱さ(2023/5/28配信・ニッキン)」です。欲しい物件は当然に予算超過になりがち。借入額をより膨らませる変動金利に頼りたくなるのもうなずけます。借り過ぎのリスクは、「所得減少や金利上昇」に加えて、不動産価格下落もまたしかり。リーマンショックの引き金となったサブプライムローン問題も頭をよぎります。

 続いて3位の「本紙22年度売買仲介実績調査 都市部が増収各社の主戦場 高単価市場で稼ぐ構造鮮明に(2023/5/30号)」です。22年度も主要流通各社の売買仲介実績は好調持続。対象37社中29社が手数料収入を増やした一方、取扱件数が増えたのは13社にとどまりました。足元では手数料のディスカウントや手数料率低下の指摘もある中、そろそろ価格頭打ちも予想され険しい1年になりそうです。

 これに続く4位は「4月の中古マンションの価格と騰落率の100位を発表 ワンノブアカインド(2023/5/29配信)」でした。土地に比べてボラティリティの高いマンション相場。中古マンションの場合、リノベーションの普及も価格上昇に拍車をかけていると思われます。常に上値目線の売り主には、リノベーションマンション価格が相場と思い込みたがるもの。丁寧な査定根拠の説明が求められます。

 

アクセスランキングトップ10 (5月26日~6月1日)

1位 住宅ローン、若年層〝借り過ぎ〟傾向強まる 利上げ耐性に弱さ
2位 安田不動産が社長交代、安田守常務が内定
3位 本紙22年度売買仲介実績調査 都市部が増収各社の主戦場 高単価市場で稼ぐ構造鮮明に
4位 4月の中古マンションの価格と騰落率の100位を発表 ワンノブアカインド
5位 ヒューリック、渋谷一丁目再開発に「こどもでぱーと」
6位 住友不、三井住友信託銀 東池袋のZEHタワマンモデルルーム開設
7位 三井不レジ、東京・恵比寿の築52年のマンション建て替え
8位 記者が解説 住宅新報web週刊ニュース記事(5月19日~5月25日)
9位 大東建託、新社長に竹内啓常務取締役 4月1日付
10位 アットホーム、地場の不動産仲介業の景況感