・建設現場、女性の進出でメイクに気づかい
・3Dプリンターが住まいを変えるか
・不動産価格高騰は不動産業にも厳しく
1週間のランキング・トップ10から記者が気になる記事を3つピックアップしていきます。上位は先週からランクインしている記事が並んでいます。先週登場のトップ人事が4位にランクアップするなど全体的な傾向に変化はありません。
そんな中で、7位に入った「建設現場の女性メイクは最低限で済ませる ウィル調べ(2023/9/12配信)」は少し異色です。男性の職場と思われてきたところでも、女性の姿を目にするようになりました。ジェンダー意識に目覚めたというよりは、現場の人材不足という面が大きいと思います。とはいえ、従来気を配ってこなかったメイクに関することを考える良いきっかけとなるのではないでしょうか。
5位の「3Dプリンター住宅タウン構想に着手 ヤマイチ・セレンディクス(2023/9/11配信)」は、話題の3Dプリンターを使った住宅がいよいよ展開を拡大し始めたという点で注目すべき話題でしょう。前述のメイクの話題ともつながりますが、現場の人手不足を解消するための施策の一つとして、3Dプリンターを使った住宅もあるのかもしれません。
また、気になるのは、9位の「東商リサーチ 不動産業の倒産件数・8月 今年最多に(2023/9/11配信)」です。価格高騰は不動産取引に良い影響があるように思いがちですが、高額な物件の取引は限られるため、件数は減少傾向となります。一般的な仲介業務を扱う不動産会社にとってはその恩恵を受けるのは難しいということが分かります。