資格・実務

合格者459人、競売不動産取扱主任者試験

 不動産競売流通協会(FKR、青山一広代表理事)は1月17日、2023年度の「競売不動産取扱主任者」試験の合格者を発表した。第13回目となる。昨年12月10日に全国13カ所で実施したもので、合格点は33点で459人が合格した。受検者数は1336人。合格者の最年少は22歳、最年長が78歳となり、受験者の平均年齢は46.6歳だった。

 試験の傾向については、民事執行法を軸とした法律に基づき、不動産の申し立てから落札後の明け渡しまで広い地域を問う内容だった。受験者の属性は、不動産業に従事する人が最も多く51%を占めており、メガバンク・保険業など金融業従事者が21%、仕業8%、その他20%と続いた。FKRによれば、「約8割が宅建士資格を保有しているなど宅建士に付加価値を付ける、ステップアップを図る資格として捉えられている」と分析している。