オープンハウスグループ(東京都千代田区)と、JDSC(東京都文京区)は、不動産営業スタッフの効果的な行動を導くための実証を開始した。
オープンハウスグループが持つ膨大な営業活動や取り扱う物件に関するデータを用いて、JDSCが専門とするデータサイエンスで分析する。行動をモデル化し、不動産業界での生産性の向上や人手不足対策などに貢献する。
既に両社では、2023年10月から同年11月にかけて実施したPoC(概念実証)の段階で、新規案件獲得や顧客の紹介の成果に対する仲介事業者との接触時間やその回数の影響評価と、仲介事業者の位置情報を利用した営業スタッフの移動行動を分析している。
今回の実証では、当該のPoCの概念実証データを基にして、データの改善やPDCA(計画・行動・確認・実践)を積み重ね、営業スタッフの効果的な行動を導く仮説を構築する。
営業活動での従来の勘や経験に依存する属性性を最小限にとどめ、模範となる行動モデルを構築する。社員教育にも使え、不動産業界の生産性の向上や人手不足の解消、働き方改革の実現にも貢献できる1モデル行動を検証する。