・地価動向の解説・分析記事が閲覧上位に
・UR都市機構の理事長が交代
・アットホームHDが三菱地所から散策コンテンツアプリ事業を譲受
1週間のランキング・トップ10から記者が気になる記事を3つピックアップしていきます。
今回は、年度の切り替わり時期ということもあり、トップ人事や新規事業、事業譲渡などの速報ニュースが比較的多く、それぞれ注目を集めました。そうした中で、地価動向のポイントをまとめた10位の「地価高騰で消費者分断 投資マネーが一等地を支配 都心マンションなお価格上昇 地方、熊本・菊陽町に熱視線 外資進出が地価を引き上げる(2024/3/26号)」は、紙面掲載記事としては唯一の新規ランクインです。住宅・不動産業界における年度末恒例の大ニュースといえば地価公示ですが、この記事ではその発表直前に足元の状況を解説・分析。鮮度の高い情報はもちろん、専門紙ならではの深掘りした考察記事も、やはり読者から求められていることの表れと言えそうです。
次は、2位の「UR都市機構の新理事長に元国交省住宅局長の石田優氏(2024/3/26配信)」。16年に就任した中島正弘前理事長に代わり、国土交通省の住宅局長や国交審議官、復興庁事務次官などを歴任した石田氏が新たな理事長に決まりました。賃貸住宅を始め、街づくりや災害復興など広範な分野に携わるURのトップに、国交省住宅局出身の石田氏が就くということで、その経歴も含めて住宅・不動産業界との関連は深く、注目を集めるのも当然でしょう。
3つ目は、6位の「アットホームHD、三菱地所の事業『膝栗毛』を3月31日に譲り受け(2024/3/27配信)」です。業界大手企業が、事業子会社のベンチャービジネスを別分野の業界大手に譲り渡すというニュース。各社の事業戦略や新規開拓への姿勢、強みや注力分野など、多角的な情報を読み取れそうな動きのためか、読者の関心を呼びました。