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記者が解説 住宅新報web週刊ニュース記事(8月13日~8月19日)

Pick Up!

  • 東急不グループ、2033年に海外人材30%へ採用を加速
  • 大和ハウス、昭島PJ第2弾277戸
  • リノベ賃貸物件に『土間』の空間を配置

 1週間のランキング・トップ10から記者が気になる記事を3つピックアップしていきます。

 はじめは3位の「東急不グループ、2033年に海外人材30%へ採用を加速(2024/8/15配信)」です。海外人材の採用拡大は東急不動産グループが開発、運営する宿泊事業などのサービス業の人手不足に対応するのが目的です。国境を越えて活発化する経済活動やインバウンド復活を受けてホテル需要が再び急増してきています。コロナ禍明け直後は、ホテルを再開稼働できても運用スタッフが足りないという機会損失も一時多く見受けられましたが、現在は金融系の資産運用会社の担当者には、ホテル計画の案件が数多く持ち込まれるほどにホテル事業が盛り上がりを見せています。

 続いては8位の「大和ハウス、昭島PJ第2弾277戸 11月上旬に販売開始(2024/8/15配信)」です。都心エリア集中がみられる新築マンション供給ですが、東京都昭島市、JR青梅線昭島駅徒歩3分となる超大型分譲マンション「昭島プロジェクト」(3棟、総戸数850戸)の第2弾の概要が決定しました。8月下旬にマンションパビリオンをプレオープンし、11月上旬から販売開始の予定です。これに先駆けて販売済みとなった第1弾、総戸数481戸は2023年9月の販売開始から8カ月で完売し、好調な滑り出しとなりました。

 もう一本は10位の「リノベ賃貸物件に『土間』の空間を配置 アーキテクト(2024/8/16配信)」です。区分所有マンションや老朽化した木賃アパートなどのリノベーションが花盛りですが、同物件は築34年鉄筋コンクリートの賃貸マンションのリノベーションです。設備、内装のグレードアップやデザイン性の高さに加えて、「土間」を取り入れた間取りに特徴を持たせた仕上がりとなりました。成約賃料は従前に比べて87%アップとなり、付加価値の高い賃貸リノベの好例です。

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アクセスランキングトップ10 (8月13日~8月19日)