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「大丸有SDGs映画祭2024」9月27日開幕 三菱地所など

 三菱地所、農林中央金庫、日本経済新聞社、日経BP等で構成される大丸有SDGs ACT5実行委員会は、今年度も大手町・丸の内・有楽町エリア(以下、「大丸有エリア」)を起点に、企業の枠を超えてSDGs活動を推進する「大丸有SDGs ACT5」を開催している。そのシンボルイベントとして、SDGsをテーマの映画作品を集めた「大丸有SDGs映画祭2024」を9月27日~10月24日に開催する。

 5年目となる本年は、3人の娘の命を奪われながらも、憎しみではなく共存を訴えるパレスチナ人医師のドキュメンタリー『私は憎まない』(10月4日劇場公開予定の作品を特別上映)や、ごみとなった衣類を押し付けられているケニアの現実を知ったデザイナーを追う『燃えるドレスを紡いで』など、多彩な長編9作品が上映される。

 オープニングでは、元人気漫画家(演:竹中直人さん)が、知的障がいのある娘(演:貫地谷しほりさん)を自分が支えられなくなった時の暮らしを案じ、共に自立支援グループホームで暮らし始める日々を描いた『くちづけ』を丸ビルホールで上映。上映後のトークショーでは映画コメンテーターでタレントのLiLiCo(りりこ)さん、障がい者が自分らしい生活を実現するためのサポートを障がい当事者が主体となって行っている特定非営利活動法人自立生活夢宙センター代表の平下耕三さん、障がいのある人と企業やアーティスト、デザイナーなどをつなぎ、協働して新たな仕事を創出しているGood Job!センター香芝センター長の森下静香さんが登壇する。

 大丸有SDGs ACT5のダイバーシティイベント「E&Jフェス」とのコラボ企画として、話題作『バービー』を丸ビル1Fマルキューブにてスペシャル上映(当日席若干数・立ち見スペースあり、無料)予定だ。

 大丸有SDGs ACT5実行委員会は、映画祭が、大丸有エリアを通じて社会課題をより深く理解し、行動を変えるきっかけとなることを目指している。