政策

新国交大臣に中野洋昌氏、「安心な住まい確保」など掲げる

 11月11日に開かれた特別国会で首相指名投票が行われ、自由民主党の石破茂氏が再び内閣総理大臣に指名された。石破総理は同日、第2次石破内閣を発足。新たな国土交通大臣として、公明党の中野洋昌衆議院議員が就任した。

 中野国交大臣は翌12日に開かれた就任会見で、抱負として「国土交通分野は陸海空の非常に広範な分野を所管しており、命と暮らし、地域の経済や生業(なりわい)に直結するため、気を引き締めて任務を遂行していきたい」と述べた。

 また注力分野としては、「国民の安全・安心確保、持続的な経済成長の実現、地方創生2.0の推進」を挙げる。更に地方創生の具体的施策として、「安心して暮らせる住まいの確保、二地域居住の拡大、にぎわいのある街づくり」などにも言及し、「現場の声にしっかり耳を傾けながら、国土交通省の総合力を最大限を発揮して取り組んでいきたい」との方針を述べた。

 中野国交大臣は01年東京大学教養学部を卒業後、国土交通省に入省。12年に衆議院議員として初当選(兵庫8区)。公明党の国土交通部会長などの経験を持ち、19年経済産業大臣政務官兼内閣府大臣政務官兼復興大臣政務官を経て現職。46歳。

(写真) 就任会見で抱負を語る中野国交大臣(11月12日午前)