資格・実務

最終合格者68人、合格率25.8% マンションリフォームマネ試験

 住宅リフォーム・紛争処理支援センターは12月10日、全国5会場で9月29日に実施した24年度(第33回)「マンションリフォームマネジャー試験」の実施結果を発表した。

 学科試験は、受験者数253人に対して128人が合格し、合格率は50.6%。設計製図試験は、受験者数244人に対して74人が合格し、合格率は30.3%だった。学科と設計製図を合わせた最終的な受験者数は264人で、合格者数は68人、合格率は25.8%となった。

 学科試験は、5分野各50点満点の合計250点満点で実施。合格基準点は、原則として「各分野とも25点、総得点150点」としているものの、今回は試験問題の難易度の影響で「法規、規約、制度」「設備のリフォーム」の2分野において平均点が例年よりも低かったため、両分野の合格基準点を「20点」とした。その他は原則通りで、「計画、基礎知識」「マネジメント」「住戸内各部のリフォーム」の各分野は25点、総得点も150点を合格基準点とし、これらの全てに達している受験者が合格した。

 同資格は、主にマンションの専有部分のリフォームで、専門知識を持って管理組合や施工者などと協力し、居住者に付加価値の高いリフォームを企画・提供するための業務推進能力を認定する試験。92年度に創設され、合格者の累計は今回を含め1万1234人となった。