ADRの現場から 記事一覧
ADRの現場から
裁判によらず、当事者同士の話合いによってトラブルを解決するADR(裁判外紛争解決手続)。消費者のみならず不動産・建築事業者にとっても有益なこの制度。各現場で起こるトラブル・クレームについて、ADRを通して解決した実例を紹介します。
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ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 193 自然由来の不動産トラブル事例 日本不動産仲裁機構
不動産に関するトラブルには、自然との兼ね合いで発生するものもあります。例えば、日照に関するトラブルや大雨に由来する湿気から発生するカビトラブルがそれに当たります。今回は、自然由来のトラブルの中でも、(続く) -
ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 192 賃貸住宅の相談とアドバイスのポイント 日本不動産仲裁機構
前回では、賃貸住宅の入居者からのトラブル相談において、管理会社が困ってしまった事例を紹介しました。今回は、改めて賃貸住宅に関するADR相談のパターンを紹介します。トラブルの当事者の関係性には(1)賃借人と(続く) -
ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 190 不動産登記法が改正~法改正時はトラブルに注意 日本不動産仲裁機構
2021年4月に民法・不動産登記法が改正、公布されました。この改正により、「住所変更登記」が義務化されます。なお、新ルールについては、26年の適用開始が予想されています。改正の理由としては、近年、所有者が(続く) -
ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 189 原状回復に関するトラブル事例 日本不動産仲裁機構
去る10月8日、国土交通省は、「宅地建物取引業者による人の死の告知に関するガイドライン」を策し、これを公表しました。 これは、過去に人の死亡という事象が発生した「事故物件」に関する指針をとりまとめ(続く) -
ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 188 ZEH住宅のトラブル事例 日本不動産仲裁機構
日本をはじめとした先進国の多くでは低炭素化社会の実現に向けた取り組みが行われていますが、日本において実施されている「ZEH住宅」推進のための補助金もその一つです。ZEHとはネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(続く) -
ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 187 ADRが実現する〝後味の良い〟解決 日本不動産仲裁機構
21年9月16日、広く消費者からのトラブル相談を受け付けている独立行政法人国民生活センターは、同センターが実施しているADRについての報告を行いました。こちらによると、商品別に見て、申立てのあった事案で一番(続く) -
ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 186 コロナ禍明けに気をつけたい民泊トラブル 日本不動産仲裁機構
この10月、コロナ禍中において発出されていた緊急事態宣言が解除されました。新規感染者は近日のところ低い水準で推移しており、ようやくわずかな光が見えてきたという印象を受けます。もちろん、まだまだ油断はで(続く) -
ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 185 小売電気とスマートメーター 日本不動産仲裁機構
2016年4月、一般家庭向けの電力の小売りが自由化されました。これによって戸建て住宅のみならず、集合住宅に住んでいる人も使用する電気を選べるようになりました。制度開始から5年が過ぎ、この仕組みも社会に定着(続く) -
ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 184 コロナ禍中でも盛況なDIYとそのトラブル 日本不動産仲裁機構
帝国データバンクが2020年度に上場しているホームセンター20社を対象として四半期業績を集計したところ、16社が前年同期比増収となっていました。コロナ禍期間中であっても、DIYが盛況であったのです。 一般(続く) -
ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 183 空き家に関する相談事例 日本不動産仲裁機構
空き家の増加を抑制することを目的に、2014年に「空家等対策の推進に関する特別措置法」が制定されました。そして、この法律において措置対象となっている「特定空き家」とは、(1)倒壊もしくは保安上危険となる恐(続く) -
ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 182 投資用物件購入に関する相談事例 日本不動産仲裁機構
コロナ禍における賃貸経営に関するトラブルとしては、入居者の経済状況の悪化からの家賃滞納や家賃の減額請求などがあり、この件数は、これからも増加し続けると考えられます。仮にコロナ禍が収束しても、すぐには(続く) -
ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 181 日本不動産仲裁機構 「防災の日」に不動産事業者が知っておきたいこと
毎年9月1日は「防災の日」として日本全国で防災意識を高めるための取り組みが行われています。例えば、避難場所や保存食、最近では缶詰などを活用した「ローリングストック」の紹介なども多くなっています。ここで(続く) -
ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 180 競売による立ち退き交渉に関する事例 日本不動産仲裁機構
2020年4月に1回目の緊急事態宣言が出された際は、首都圏などの裁判所において数カ月程度不動産競売の売却は行われませんでしたが、再開されてからは入札数が増えて落札価格が上昇するなど、競売市場には活気がみら(続く) -
ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 179 エアコンに関する事例 日本不動産仲裁機構
2021年の夏は全国的に雨が多く、特に九州地方では6県118万人超に避難指示が出されるなど災害級の大雨になっており、平年の4倍もの雨量となっている地域もあります。 一方、晴天時は例年以上に気温が上がり、(続く) -
ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 178 ホームインスペクションに関する事例 日本不動産仲裁機構
現在日本では国策として中古住宅流通の活性化に取り組んでおり、今後この流通量は増加していくものと考えられます。しかし、中古住宅流通のリテラシーは十分に醸成されているとはいえず、物件売買においては少なか(続く) -
ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 177 調停人候補者のあるべき姿勢 日本不動産仲裁機構
日本不動産仲裁機構ADRセンターでは、日々ADRを実施しておりますが、今回はその中で感じている印象を紹介します。 まず、ADRという解決方法を選択する方は、「未来志向」であるケースが多いということです。(続く) -
ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 176 調停人候補者のススメ 日本不動産仲裁機構
ADRとは、民間機関でも実施することのできる、話し合いによって当事者の相互理解を促進しトラブルを解決する手法ですが、このような制度は日本において古くは鎌倉時代からも存在していたと考えられます。江戸時代(続く) -
ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 175 賃貸借トラブルと管理会社の関わり 日本不動産仲裁機構
法務大臣認証ADR機関である日本不動産仲裁機構に寄せられるトラブル相談の内容としては賃貸借に関するトラブル、中でも騒音や悪臭、水回りのつまりのトラブルが多くなっています。20年に民法が改正され、敷金や原(続く) -
ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 174 カビに関する賃貸管理会社からの相談事例 日本不動産仲裁機構
現在、梅雨の真っ最中ですが、温暖で多湿な日本は、カビが成長しやすい条件が世界で最も整っている国の一つです。そして、住宅に生えたカビを放置しておくと、暮らす人の健康を害することがあります。カビの健康被(続く) -
ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 173 土地購入に関する相談事例 日本不動産仲裁機構
土地を購入してマイホームを建築する人も多くいますが、土地購入に関するトラブルも多く報告されています。主なトラブルの内容としては、(1)「隣地との土地境界に関するもの」、(2)「売買契約に関するもの」、(3)(続く)