ADRの現場から 記事一覧
ADRの現場から
裁判によらず、当事者同士の話合いによってトラブルを解決するADR(裁判外紛争解決手続)。消費者のみならず不動産・建築事業者にとっても有益なこの制度。各現場で起こるトラブル・クレームについて、ADRを通して解決した実例を紹介します。
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ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 92 小売電気アドバイザー(6) 電話営業に関するトラブル
国民生活センターには、18年12月時点で小売電気自由化が始まった16年以降、これに関して6836件の相談が寄せられています。このうち、電話勧誘に関する相談の件数は増加しており、18年7月~9月には電力の小売全面自(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 91 日本不動産仲裁機構 空き家トラブルとADRの可能性
総務省が発表した18年10月時点の「住宅・土地統計調査」によると、国内の住宅総数に占める空き家の割合は過去最高の13.6%でした。これは約8件に1件が空き家であるということを示しています。なお、戸数にすると、(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 90 日本不動産仲裁機構 災害と不動産に関するADR
最近では台風19号が日本列島に上陸、猛威を振るい、10月22日の時点で13都道府県で84人の死者を出す災害(報道機関調べ)となりました。台風の脅威のみならず、地震の発生等、日本は世界的に見ても災害が多い国として(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 89 サブリース建物取扱主任者(6) 事業者がトラブルを防ぐために
近年、インターネット等では「サブリースはオーナーにとってリスクがある」と言われることが多くなっています。また、国土交通省や消費者庁、金融庁においても「消費者に向けたサブリース契約に対する注意喚起」を(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 88 敷金診断士 (6) 喫煙と壁紙・クロスの原状回復費用
18年7月に健康増進法の一部を改正する法律が成立し、20年4月1日から全面施行されます。この法律により、望まない受動喫煙を防止するための取り組みは、マナーからルールへと変わります。このような社会の変化もあ(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 87 太陽光発電アドバイザー(6) 「分かり合いたい」という意識の具現化
太陽光発電に関するトラブルは、その発生のタイミングを「契約前」と「契約後」に分けることができます。 このうち、契約後のトラブルは、更に「事業者と消費者の間」「消費者とその隣人の間」で発生するものに(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 86 カビ・ダニ測定技能士(4) 民法改正と善管注意義務
「契約や金銭の支払いに関するルールを定めた民法の規定(債権法)を見直す改正法案」が17年5月26日に成立、20年4月1日に施行されることになっています。この改正は1896年(明治29年)の制定以来、実に120年ぶりのもの(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 85 フラット35不正融資被害者対策本部 不正融資問題におけるADRの可能性
「フラット35の不正問題は、業界の人間には今さら感がありました。昔からローンに詳しい人間みんな、悪い業者ならやっているだろうと思っていました」と、「フラット35」が使途として認められていない不動産投資目(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 84 マンション外壁タイル剥離問題解決支援センター マンションの外壁修繕
昨今、マンション外壁修繕でトラブルが続発し、裁判となるケースも少なくありません。大阪地裁には建築関連の訴訟を専門に扱う「建築部」があり、そこでは常時10数件が係争中です。 ある訴状によると、神戸、三(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 83 日本住宅性能検査協会 フラット35不正融資と改正消費者契約法
8月11日の日本経済新聞によると、国土交通省は賃貸住宅等のサブリース事業者に法規制を導入する検討に入ったとあります。法規制の内容としては、将来の家賃収入等について顧客への説明を必須にする、など。 これ(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 82 シックハウス診断士(6) 近年普及してきたDIY賃貸
最近、人気の高まりを見せている「DIY賃貸物件」。これは賃貸物件でありながら、入居者がDIY(自分自身による物件改修や簡易リノベーション)をすることのできる物件を指します。通常では、当然のことながら、入居中(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 81 再生可能エネルギーアドバイザー(5) ZEH住宅に関する近隣トラブル
再生可能エネルギーという言葉が社会に浸透したのは、11年の東日本大震災が大きなきっかけとなりました。記憶に新しい方も多いかと思いますが、この時に電力不足が問題となり、新たなエネルギー源として再生可能エ(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 80 日本住宅性能検査協会 外壁塗装工事に関するトラブル
賃貸マンションのオーナーにとって、マンションの外壁塗装は入居者満足度や入居率にも影響する重要な物件メンテナンス事項となります。また、外壁塗装には防止機能等による建物の保護という役割があり、国土交通省(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 79 小売電気アドバイザー(5) 新電力 賃貸仲介顧客に確認しておくこと
経済産業省によると、一般家庭向け(低圧)のスイッチング件数(使用する電気を新電力に変更した件数)が18年9月時点で約1284万件に達し、スイッチング率は20.5%に到達したということです。16年4月の電力自由化スター(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 78 敷金診断士(5) 管理会社が注意しておきたい鍵開け
賃貸トラブルの一つに、鍵交換費用の負担問題があります。これは貸主と借主のどちらが負担をするのかということであり、多くは費用を負担することになった借主が異を唱えるというものです。この場合は退去者が費用(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 77 投資不動産取引士(4) フォーマット未整備が原因
総務省統計局の2018年度「住宅・土地統計調査」では全国の共同住宅の住宅数は2334万戸となっており、居住世帯のある住宅全体の43.5%となっています。なお、約30年前の88年における共同住宅の住宅数は1141万戸であ(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 76 太陽光発電アドバイザー(5) 正しく誤解のない情報伝達を
太陽光発電に関する消費者と事業者のトラブルの主なものの一つとして、「解約」があります。「事業者が商品を売りたいあまり、故意に大げさな表現をしたり、誤った情報を伝える」というケースももちろん存在してい(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 75 日本不動産仲裁機構 中古住宅売買に関する相談事例
前回、賃貸住宅に関する相談内容を紹介しましたが、今回は中古住宅売買に関する相談内容です。特に多い相談としては(1)瑕疵に関するもの、(2)仲介手数料や媒介行為に関するもの、(3)契約や解除に関するものがあり(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 74 日本不動産仲裁機構 賃貸住宅に関する相談事例
当機構には日々、消費者から「不動産関連トラブルについて、ADRを活用して解決したい」という相談が寄せられます。ここでは、消費者がどのようなトラブルについてADRでの解決を希望しているのか、その事例をご紹介(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 73 カビ・ダニ測定技能士(3) 賃貸住宅でのダニトラブル
梅雨のように気温が高くて雨が多い季節はカビが発生しやすくなるだけでなく、ダニが大量に発生してしまう可能性も高くなります。賃貸住宅においては、このダニの発生が管理会社や大家さんと借主間のトラブルに発展(続く)