ADRの現場から 記事一覧
ADRの現場から
裁判によらず、当事者同士の話合いによってトラブルを解決するADR(裁判外紛争解決手続)。消費者のみならず不動産・建築事業者にとっても有益なこの制度。各現場で起こるトラブル・クレームについて、ADRを通して解決した実例を紹介します。
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ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 131 日本不動産仲裁機構 契約不適合責任に関するトラブル事例
20年4月より民法が改正され、瑕疵担保責任は契約不適合責任に名称が変更となりました。それに伴う内容面の変更では、例えば「瑕疵の範囲」について、(旧)瑕疵担保責任では隠れた瑕疵等であったのですが、(新)契約(続く) -
ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 130 人のふり見て我がふり直せ式トラブル対策 日本不動産仲裁機構
コロナ禍中の令和2年6月、「賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律(賃貸住宅管理適正化法)」が成立しました。法制化の大きな目的の一つに「サブリース事業者およびサブリース方式のビジネスモデルへの規制」が(続く) -
ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 129 今だからこそ知っておく、災害トラブル 日本不動産仲裁機構
令和2年8月現在、コロナ禍は収まることなく、日本においては「第2派」の発生をも懸念されるという事態になっています。そこに、この度の「令和2年7月豪雨」が発生しました。度重なる災害に対し、人はなすすべがな(続く) -
ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 128 日本不動産仲裁機構 借主と家賃保証会社間でのトラブル事例
20年7月16日、家賃保証サービス事業者では初の新型コロナウイルス関連倒産が発生しました。家賃滞納が増加してしまい、保証履行が増加してしまったことによるものです。不動産業界ではショッキングなニュースであ(続く) -
ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 127 民泊代行、「しっかりと伝える」ことが大事 日本不動産仲裁機構
20(令和2)年7月22日の開始が予定されている「GO TOトラベルキャンペーン」。突然、東京発着の旅行が除外されるなどドタバタしていますが、観光事業者や宿泊事業者にとっては、コロナ禍で被った痛手を少しでも取り(続く) -
ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 126 外壁塗装が引き起こしたシックハウス事例 日本不動産仲裁機構
賃貸管理を行っている愛知県の不動産会社H社。賃貸物件においてマンションの外壁塗装は、入居者満足度や入居率にも影響する重要な物件メンテナンス事項となります。H社は、外壁塗装を多く実施してきたため、その分(続く) -
ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 125 雨漏り解決で事業者からの信頼も 日本不動産仲裁機構
令和2年も半分が過ぎました。多くの人は口をそろえて言います。「年明けから6月までをコロナ禍に盗まれたようだ」と。自粛、自粛で外出もはばかられるような期間もあり、桜の季節や新緑の季節等、四季の移ろいを味(続く) -
ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 124 コロナ禍ならではの賃貸物件トラブル 日本不動産仲裁機構
緊急事態宣言が全面解除され、都道府県をまたいだ移動の自粛も解除された令和2年6月の下旬。コロナ禍が実際に収束に向かっているのかどうかは分かりませんが、一見、街は活気を取り戻しつつあるように感じます。し(続く) -
ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 123 敷金診断士 敷金トラブルの多さを逆手にとる
コロナ禍の中6月12日、「賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律案」が国会で成立しました。内容としては、サブリース契約に対する規制強化と受託管理業者の登録義務化が柱となっており、近年社会問題化したシ(続く) -
ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 122 収益不動産の売買仲介に注意 日本不動産仲裁機構
不動産売買の対象としては、主に「居住用不動産」と「収益不動産」があります。居住用不動産の取引方法は、当然のことながら明確なものとなっており、安全な取引が推進されています。一方、収益不動産については、(続く) -
ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 121 日本不動産仲裁機構 建築の知識と解決スキルで頼れる存在に
もともとは、埼玉県の地域密着型の工務店であったK社。8年前に不動産仲介業に参入し、現在では地域の不動産会社として日々活躍しています。そのようなK社ですが、やはりマイホーム建築については、並々ならぬ知識(続く) -
ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 120 土地活用プランナー トラブル解決×土地活用プランで地主・家主の力に
「安定的な賃貸経営を目指しているオーナー様の土地活用を、成功に導くのが私のミッションです」と話すのは、土地活用の専門家資格「土地活用プランナー」とトラブル解決の専門家資格「調停人」を併せ持つ東京都の(続く) -
ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 119 日本不動産仲裁機構 害虫トラブルは生態を知る専門家に
コロナ禍の影響で桜の花を楽しむこともなく20年の春は過ぎ去ってしまいますが、次にやってくるのが梅雨の季節です。気温が高くて雨が多い季節はカビやダニが大量に発生してしまう可能性も高くなります。そして、賃(続く) -
ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 118 日本不動産仲裁機構 決め手となるインスペクション
現在、日本では社会問題化している空き家問題対策の一環という位置づけにおいても、国策として中古住宅流通の活性化に取り組んでおり、今後この流通量は増加していくものと考えられます。しかし、欧米と比較して中(続く) -
ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 117 日本不動産仲裁機構 サブリースの専門知識を生かして地域で相談
昨今のシェアハウストラブルを受け消費者庁は、国土交通省や金融庁と連携し、サブリース契約を検討しているオーナーに向けて契約に際しての注意喚起を行っています。また、今年の3月6日、政府はサブリースを巡る契(続く) -
ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 116 情報共有不足が引き起こしたシックハウス 日本不動産仲裁機構
住居内での室内空気汚染に由来する様々な健康障害を総称した「シックハウス症候群」。シックハウス症候群というと、新築やリフォームをしたときだけの問題であり、住宅を建てるときに使用される建材からの化学物質(続く) -
ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 115 日本不動産仲裁機構 話し合い提案で相続トラブルを未然に防止
相続をする際に、不動産が関わってくる割合は50%以上になると言われています。これはつまり、相続トラブルに不動産が関わってくる割合もそれ相応に及んでくるということを意味しています。そして、不動産会社は、(続く) -
ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 114 日本不動産仲裁機構 電力自由化の知識がなかった仲介会社
16年4月に小売りが自由化された一般家庭向けの電力ですが、経済産業省のまとめによると、電力契約切り替え(スイッチング)率は18年9月時点で1284万件となっており、スイッチング率は20.5%となっていることが分かり(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 111 日本不動産仲裁機構 調停人候補者が持つべき姿勢とは
話し合いによるトラブル解決の専門家であるADRの調停人候補者。多くの調停人候補者(ADRを担当することが決まった際には、調停人となる)の方々は、地域において、消費者と同じ目線でじっくりと悩み相談やトラブル解(続く) -
ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 113 日本不動産仲裁機構 太陽光発電、専門家の知見を借りて解決
太陽光発電に関するトラブルとしては、大きく分けて消費者間のトラブルと消費者と事業者間のトラブルがあります。後者においては、「事業者が商品を売りたいあまり、故意に大げさな表現をしたり、誤った情報を伝え(続く)