ADRの現場から 記事一覧
ADRの現場から
裁判によらず、当事者同士の話合いによってトラブルを解決するADR(裁判外紛争解決手続)。消費者のみならず不動産・建築事業者にとっても有益なこの制度。各現場で起こるトラブル・クレームについて、ADRを通して解決した実例を紹介します。
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ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 72 シックハウス診断士(5) 誤解を招く営業トークが引き起こす
初夏はシックハウス症候群に注意したい時期となります。シックハウスとは「居住者の健康を維持するという観点から問題のある住宅においてみられる健康障害の総称」を意味します。主な症状としてはのどの痛みや頭痛(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 71 サブリース建物取扱主任者(5) 行政機関からの注意喚起を参考
国土交通省や消費者庁、金融庁は昨今のサブリース契約をめぐるトラブルを踏まえ、複数回に及ぶ「消費者に向けたサブリース契約に対する注意喚起」を消費者ホットラインに寄せられた相談事例を含めて18年度に公表し(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 70 再生可能エネルギーアドバイザー(4) 自然環境がトラブルの基になる
再生可能エネルギーとは、太陽・地球物理学的・生物学的な源に由来し、利用する以上の速度で自然界によって補充されるエネルギー全般を指します。中でも、一般の消費者に最も取り入れられているのが太陽光発電であ(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 69 民泊適正管理主任者(5) 民泊代行業者が注意すべきこと
最近、不動産管理業者で周辺ビジネスとして民泊代行に取り組みたいという会社が多く存在しています。確かに、空室対策として魅力的な印象があることでしょうし、大家さんから空室を民泊として運用できないか、とい(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 68 太陽光発電アドバイザー(4) 雨漏りトラブルと太陽光発電
太陽光発電では、四季それぞれに応じて発生しやすいトラブルがあります。例えば、接地型の場合、夏は「雑草トラブル」があります。これは生い茂る雑草の影響によって(1)パネルに影ができ発電量が低下する(2)発電機(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 67 敷金診断士(4) 理解不足から生じるすれ違い
不動産に関するトラブルの中でも、特に多いのが敷金・原状回復トラブルです。なぜ、この種のトラブルが多いのか。それは、「原状回復義務」「善管注意義務」に対する理解が賃貸人、賃借人共に十分でないため、お互(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 66 カビ・ダニ測定技能士(2) トランクルーム賃貸におけるカビトラブル
近年では不動産賃貸業者によるトランクルームビジネスが増えています。トランクルームの賃貸は一般的な賃貸ビジネスと異なり、人が居住をするスペースを貸す訳ではないため借地借家法が適用されず、比較的トラブル(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 65 シックハウス診断士(4) 仲介会社にも求められる知識
住居内での室内空気汚染に由来する様々な健康障害を総称して「シックハウス症候群」と呼びます。最も大きな原因は、化学物質を放散する建材・内装材等の使用による室内空気汚染です。現在では情報が増え、住宅建築(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 64 投資不動産取引士(3) 知識不足が事業者を加害者にする
現在、不動産売買では、居住用不動産の取引の内容は明確になっており、安全な取引が推進されています。しかし、投資用不動産の取引をみると、その多くは居住用不動産の不動産売買契約書を用いて取引が行われている(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 63 シェアハウス等ADR総合対策室 スルガ銀行・レオパレス21の両事案に対応
「シェアハウス等ADR総合対策室」では、以前より不動産ADRを活用した「スルガ銀行シェアハウス不正融資トラブル」解決支援に取り組んできました。これはスルガ銀行と債務者(オーナー)間のトラブルを不動産ADRによ(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 62 日本不動産仲裁機構ADRセンター 瑕疵担保責任に関するADR事例
少子高齢化が進行して住宅ストックが世帯数を上回り、空き家の増加も生じている今、国土交通省は中古住宅流通・リフォーム市場の環境整備を推進しています。中古住宅流通の活性化は社会的に非常に意義のあることで(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 61 住宅ローン診断士(2) 離婚と住宅ローントラブル
日本住宅ローン診断士協会には、様々な住宅ローンに関するトラブルが相談されます。最近は離婚率の増加に伴い、相談内容として離婚と住宅ローンの問題も増加傾向にあります。(1)元夫(妻)が保証人・連帯保証人にな(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 60 小売電気アドバイザー 消費者トラブルパターンを知る
国民生活センターでは小売電気自由化をめぐるトラブルに警鐘を鳴らすべく注意喚起を行っており、トラブルのパターンとトラブルを未然に防ぐための注意点が紹介されています。お部屋の紹介と共に新生活でのライフラ(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 59 不動産ADR調停案作成検討委員会 スルガ銀行調停事案説明会を開催
3月2日、「不動産ADR<スルガ銀行調停事案>説明会・個別相談会」が東京都内で開催されました(写真)。この会では、スルガ銀行シェアハウストラブルにおける債務者やメディア関係者を対象に「不動産ADRを活用し(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 58 サブリース建物取扱主任者(4) サブリース事業者のトラブル防止策
連日、「レオパレス21施工不良トラブル」や「スルガ銀行シェアハウストラブル」等、サブリース契約における消費者トラブルが取り沙汰され、ネットでは「サブリースはあぶない」等、ただただオーナーの不安をあおる(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 57 レオパレス21オーナー向け金融機関対応相談室 施工不良問題とADR
19年2月現在、世間を騒がせている「レオパレス21施工不良問題」。賃貸住宅大手レオパレス21が建設した1300棟余りの建物で外壁や天井等で建築基準法の規定を満たしていなかったという実態が明らかになっています。(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 56 日本住宅性能検査協会 トラブルを事業者の信頼獲得に
国民生活センターと全国の消費生活センター等に寄せられる消費者トラブルに関する情報を収集しているシステム「PIO―NET」によると、賃貸アパートやマンションにおける敷金・原状回復トラブルは年間1万3000件から1(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 55 日本不動産仲裁機構ADRセンター 顧客からの信頼獲得の特効薬
不動産・建設トラブルの際、皆様はどのように対処されてきたでしょうか。例えば、当事者の間に割って入ってトラブルを解決し、解決金のようなものをもらうことは、弁護士法で禁止されている「非弁行為」に当たって(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 53 太陽光発電アドバイザー(3) 冬ならではの落雪トラブル
季節は冬を迎えていますが、太陽光発電には冬特有のトラブルがあります。それは「落雪」です。太陽光パネルの表面はガラスであるため、瓦やスレート等の屋根材と比較して積もった雪が滑り落ちやすくなります。 (続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 52 日本住宅性能検査協会 外壁全面調査からADRへ
建築基準法第12条の改正により、08年4月1日から(1)特定建築物定期調査の部分打診、目視等により異常が認められたもの、(2)竣工後10年を越えるもの、(3)外壁改修後10年を越えるもの、(4)落下により歩行者に危害を加(続く)