ADRの現場から 記事一覧
ADRの現場から
裁判によらず、当事者同士の話合いによってトラブルを解決するADR(裁判外紛争解決手続)。消費者のみならず不動産・建築事業者にとっても有益なこの制度。各現場で起こるトラブル・クレームについて、ADRを通して解決した実例を紹介します。
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ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 112 日本不動産仲介機構 民泊問題でマンション全体から信頼獲得
日本政府観光局(JINTO)によると、新型コロナウイルスの影響で20年2月に日本を訪れた外国人旅行者の数は約108万人であり、前年同月比でマイナス58.3%となっています。同年4月現在、このウイルスの猛威は勢いを増す(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 110 日本不動産仲裁機構 情報格差が開きやすい住宅建築
住宅建築は、多くの人にとって人生の一大事であり、一大決心をするものであり、最も高い買い物であり、絶対に後悔をしたくないものです。しかしながら、実際には住宅建築においても、消費者トラブルは発生していま(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 109 日本不動産仲裁機構 賃貸管理業適正化法案とサブリース
サブリース契約等を規制する新法案「賃貸管理業適正化法案」が3月6日に閣議決定され、21年に施行される見通しとなりました。この法案は、社会問題化したシェアハウストラブルをはじめ、サブリースや受託管理に関す(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 108 日本不動産仲裁機構 DIY賃貸の運用には要注意
賃貸物件においては、物件に傷をつけるような行為をしてはいけません。ペンキを塗ったりするのはもちろん、壁に画鋲を刺すことにさえ気を遣うものです。したがって、一般的な物件においてはDIY(自らの手で日曜大工(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 107 敷金診断士(7) 原状回復、ガイドラインから法律へ
消費者からのトラブル相談を広く受け付けている国民生活センターは、令和2年2月、「賃貸住宅の敷金・原状回復トラブル」の最近の相談件数の推移と最近の相談内容事例を発表しました。事例としては、「賃貸マンショ(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 106 日本不動産仲裁機構 離婚と住宅ローンに関するトラブル解決
不動産に関するトラブルとしては、離婚と住宅ローンに関するものも決して少なくありません。例えば、夫婦共働きの世帯が共有名義で住宅ローンを組んで家を購入したが、その後離婚をしてしまうという結末を迎えた場(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 105 太陽光発電アドバイザー(7) 他者への想像力が働くADR
ZEHとはネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略称です。ZEHにおいては、マイホームで太陽光発電を行いますが、ここで近隣とのトラブルが発生することもあります。 太陽光パネルの表面はガラスであり、瓦やスレー(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 104 日本不動産仲裁機構 イベント民泊 実施にも要注意
埼玉県和光市は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に関連し、「イベントホームステイ(イベント民泊)」を実施すると発表しました。イベント民泊とは、観光庁及び厚生労働省が提出した「イベント民泊ガ(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 54 民泊適正管理主任者(4) トラブル相談を経て信頼獲得へ
19年1月16日、日本政府観光局(JNTO)は、18年に日本に訪れた外国人旅行客数が過去最高の3119万人となったことを発表。また、観光庁は同日、外国人旅行客の18年間の消費額は速報値で4.5兆円と11年(8135憶円)から、7(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 103 日本不動産仲裁機構 ブロック塀倒壊リスクへの事前対処
「平成30年住宅・土地統計調査」では、前回の調査(平成25年)と比較して3.6%の増加をして848万9千戸、空き家率は13.6%と過去最高を記録しました。空き家の内訳をみると、「賃貸用の住宅」が432万7千戸(総住宅数に占(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 101 日本不動産仲裁機構 カビに関するトラブル事例
カビは温度が25~30℃、湿度が80%以上で栄養分があるところによく育ちます。しかも風通しが悪いとよく増えます。日本の季節でいうと、一般的に春から夏がカビシーズンですが、現代では住宅の気密性が高くなり、冬で(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 102 日本不動産仲裁機構 空き家に関するトラブル事例
全国で増え続けている空き家。国や地方自治体では、空き家をそのままにはせず、なんらかの処置をしていくために、空家等対策の推進に関する特別措置法等における対策を推進しています。しかし、空き家の中には長期(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 100 日本不動産仲裁機構 改めて事業者にとってADRとは
ADRは、「より当事者の求める形」でのトラブル解決を図るために作られた制度です。その特徴であると共に通常の裁判との違いは、「当事者間の自由な意思と努力に基づいて紛争の解決を目指す」ということ。これによ(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 99 日本不動産仲裁機構 民泊トラブルの売買仲介への影響
日本政府観光局(JNTO)発表の統計によると、19年10月時点で、日本に訪れた外国人旅行客数が過去最高の約2700万人と、非常に高い水準を維持していることが分かりました。この数値は、5年前の14年と比較すると、2倍以(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 98 日本不動産仲裁機構 民法改正で変わる連帯保証人制度
20年4月1日、「契約や金銭の支払いに関するルールを定めた民法の規定(債権法)を見直す改正法案」が施行されることになっています。この民法改正は1896(明治29)年の制定以来、120年ぶりの改正となります。不動産業(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 97 日本不動産仲裁機構 シックハウスに関するトラブル事例
新築やリフォーム、引っ越しを契機に「建物内にいると頭痛がする」「セキが止まらなくなる」「湿疹が出る」等を引き起こすシックハウス症候群。厚生労働省では、現在でも順次、化学物質の空気濃度指針値や測定方法(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 96 日本不動産仲裁機構 マイホーム建築に関する解決事例
お客様にとってマイホーム建築は、不動産や建築など実に様々な分野が絡み合い、そのプロセスは非常に複雑なものです。だからこそ、十分に理解しないままに建築を依頼してしまったため、後に「こんなはずではなかっ(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 95 日本不動産仲裁機構 インスペクションをきっかけとした解決事例
国策として取り組みが行われている中古住宅流通の活性化ですが、物件売買においては少なからずトラブルが発生しています。そこで、トラブルをできるだけ未然に防ぐために制度化されたのが改正宅地建物取引業法にお(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 94 再生可能エネルギーアドバイザー(6) 規模に関わらず話し合いが有効
18年に資源エネルギー庁より公表された我が国のエネルギー供給のあり方をめぐる「エネルギーミックス(電源構成)」議論では、30年には太陽光や風力、水力等を指す再生エネルギー(再エネ)が電源構成の22~24%を占め(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 93 日本不動産仲裁機構 トラブルを相談されたら
不動産関連トラブルの中でも相談が多いのが賃貸住宅関連と不動産売買に関するものです。賃貸住宅関連のトラブルでオーナーからの相談としては、例えば、(1)賃借人の喫煙により汚れた壁紙の張り替え費用を、退去後(続く)