知って得する建物の豆知識 記事一覧
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知って得する建物の豆知識 209 雨垂れ 物件に暗い印象 専門業者への依頼は「アイミツ」必須
中古マンションや中古戸建て住宅を販売するときに気になるのが外壁の汚れです。黒ずんだ雨垂れには大小や濃淡があるので、物件が暗い印象になってしまいます。外壁が全面的にムラなく汚れればよいのですが、窓周り(続く) -
知って得する建物の豆知識 208 吸音と遮音 厄介なフローリング 残響対策にも気を配る
音には三つの要素があります。大きさ・高さ・音色が音の三要素です。音の大きさは「空気の振動する幅の大きさ」に比例し、振動する幅が大きければ音は大きくなり、逆に幅が小さければ小さな音になります。空気を振(続く) -
知って得する建物の豆知識 207 メートル 統一基準で工業化の道へ
1メートルの長さとは、およそ3分の1億秒の間に光が真空中を進む距離とされています。83年に新しい国際単位が決められる前は、赤道から北極点までの距離の1千万分の1が1メートルと制定されていました。 ヨーロッ(続く) -
知って得する建物の豆知識 206 建築模型 欧州では高価値 3Dプリンター登場で様変わり
建築模型はみんな大好きです。年齢性別を問わず、自分の建てようとする住宅の模型を見せられると一気に引き込まれるようです。 建築模型にはスタディ模型と完成模型があります。スタディ模型は建築家やクライア(続く) -
知って得する建物の豆知識 205 鋼材 耐火性向上の仕組みも 価格ネックもステンレスに期待
住宅用の構造材としては木材が主流であり、大型建築物にも木材が使われるようになってきましたが、中高層建築物では鋼材が構造材の主流です。鋼材は工業製品であるため木材のようなバラつきはなく、品質が安定して(続く) -
知って得する建物の豆知識 204 ホームキット 家電や機器をコントロール iPhoneアプリ 大化けの可能性も
アップル製のスマホiPhoneが世界で最も普及している国は日本で、二番目がアメリカです。日本のスマホ市場では66%がiPhoneであり、アメリカの51%を大きく上回っています。やはりシンプルで高品質なものを好む日本人(続く) -
知って得する建物の豆知識 203 床の間
最近の都市住宅では全く見ることのなくなったのが「床の間」です。そもそも、和室ですら造られなくなっていますので、当然と言えます。しかし、少し古い民家や伝統的な建築物、高級料亭・旅館に行くと、床の間は厳(続く) -
知って得する建物の豆知識 202 すが漏れ 原因は積雪など 無落雪屋根有効も補強必要
建築用語には地域に根ざした用語が少なくありません。「すが漏れ」(下図参照)という言葉は、積雪地帯ではよく知られた重要な言葉ですが、関東以南の平野部では建築工事関係者ですら知らないことがあります。 瓦(続く) -
知って得する建物の豆知識 201 青図 コスト安、精度高で重宝 コピー機普及で立場逆転
最近はあまり言われなくなりましたが、以前はニュース番組などでも「青図(あおず)を示す」「青図を描く」などと使われていました。要するに「計画案を見せる」という意味です。現在のようにPPCコピー機(以下PPC)が(続く) -
知って得する建物の豆知識 200 自分流の住まいLISC 若い施主が注目 お仕着せを嫌う新感覚
秋になってから連続して5件の、若い施主が建築した住宅のオープンハウスに行く機会がありました。 外観やインテリアのデザインはそれぞれ異なりますが共通したイメージがあったため、1人の若手建築家に話した(続く) -
知って得する建物の豆知識 199 寺社建築の向き 王者南面の法則 時代、場所で様々も配置重視
筆者は子供の頃「迷子になったら神社の向きを見れば南北が分かる」と教えられました。一般的に神社の向きは南か東を向いています。「君子南面す」と古くからいわれ、玉座は南、太陽の方角を向いています。キトラ古(続く) -
知って得する建物の豆知識 198 アールデコ様式 セセッションの流れ組む 世界に伝播、工業製品にも
西欧の建築デザインはいつの時代も様式から自由ではありませんでした。古い時代であれば様式は施主である王や支配階級、富豪の権力や富を象徴するための重要な手立てであり、建築家(古い時代は「工事親方」)はいか(続く) -
知って得する建物の豆知識 197 見積書 不明項目は聞き出す 信頼性を見る手立てにも
定価のない商品やサービスを使う場合には、必ず見積もりを取ります。最近ではネットの発達で誰でも容易に「相(あい)見積もり」(アイミツ)を取ることができるので、これを悪用(?)して、値引き交渉を仕掛けてくるユ(続く) -
知って得する建物の豆知識 196 テラコッタとスタッコ 欧州の装飾に不可欠 セメントの語源にも
ヨーロッパの古い教会を見ると、数は多くありませんが石造やレンガ造の化粧仕上げにテラコッタが使われています。イタリア語でterraは「土壌・土」、cottaは「焼く」という意味です。釉を使った磁器や陶器ではなく(続く) -
知って得する建物の豆知識 195 住宅のコストダウン手法 重視ポイント以外に狙い 耐震性上げる効果も
最近の施主の志向として、何が何でも安価に仕上げるというよりも、自分が重視するポイント、例えば設備の充実や部屋の広さを求めることに予算を掛け、その他の部分はできるだけコストダウンしたいという意識が明確(続く) -
知って得する建物の豆知識 194 +αの空間 住宅のスパイス 販促ワードの一面も
住宅にはダイニングやリビングなどの主空間のほかに生活を豊かに彩るサブの空間がいくつかあります。 高度成長期にはハウスメーカーが「グルニエ」を販促のキーワードに持ち込んだこともあります。グルニエとは(続く) -
知って得する建物の豆知識 193 コアシステム レンタブル比向上に貢献 住宅コストダウンにも利用
「コア」というのは「核」という意味です。建築的には建物の中核に当たる部分を指し、具体的には垂直系の設備機器や配管類、構造体を一箇所に集中して設けたものをコアシステムと呼びます。 コアシステムのメリ(続く) -
知って得する建物の豆知識 192 はめ殺し 視界、採光が抜群 通風機能の併用で快適に
一時「ほめ殺し」という言葉がはやりましたが、今回は「はめ殺し」です。気取った設計事務所の図面には「Fix」などと書いてありますが、要するに開閉できない固定窓のことです。良い点は、サッシ枠が四周にしかな(続く) -
知って得する建物の豆知識 191 目地 防水と熱変形を防ぐ 見せるか隠すか腕次第
住宅建築には多くの部品や部材が使われます。その種類はおよそ2万点といわれます。エアコンや照明器具のような工業部品もあれば構造材のような天然素材としての木材もあります。照明器具やエアコンのようなコンポ(続く) -
知って得する建物の豆知識 190 レスポンシブデザイン スマホ表示に必須 見やすさと情報量のバランスを
最近の調査によればインターネットのWeb閲覧は85%がスマートフォン(スマホ)によるものになったようです。この比率は年々上がっており、PCでのWeb閲覧は過去のものになりそうです。 閲覧時におけるPCとスマホでの(続く)