知って得する建物の豆知識 記事一覧
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知って得する建物の豆知識 236 セメント板 全てがノンアス、波形スレート 超高強度の登場も
モルタルよりも強く セメントはコンクリートやモルタルの主原料で、石灰石・粘土・けい石・酸化鉄などを混ぜ合わせてできています。これに、水を混ぜて混練りすると、石灰石の水和作用によって硬化します。モルタ(続く) -
知って得する建物の豆知識 235 有機的建築 そこには数学的裏付けも
建築デザインには有機的と無機的があります。無機的デザインの代表はバウハウスに源を発する、シンプルでクリーンなデザインです。北欧のモダンスタイルや現在我々が目にするオフィス、ショップ、住宅で最も多いス(続く) -
知って得する建物の豆知識 234 モノコック構造 殻からの発想 耐力高い駆体を構成
古い自動車の構造はラダーフレーム構造と呼ばれ、車の前部から後部に渡された梯子状のフレームにエンジン、トランスミッションやドライブシャフト、車軸などが取り付けられていました。現在もトラックなどの大型車(続く) -
知って得する建物の豆知識 233 緑の効果 環境に多くのメリット メンテナンス費用も重要
竣工したばかりの、むき出し状態で建っている住宅は、周辺環境との調和がとれていません。しかし、植栽が施工されると雰囲気が一変し、あたかもずっとそこに建っていたかのような落ち着いた印象になります。庭木が(続く) -
知って得する建物の豆知識 232 北欧の巨匠アールト 人間味あるデザインが魅力 フィンランドでモダニズムを開花
1900年代前半、北欧諸国では巨匠と呼ばれる建築家を多く輩出しました。デンマークのヤコブセン、スウェーデンのアスプルンド、フィンランドのアールトやサーリネン父子などです。のちに北欧の巨匠たちは工芸運動が(続く) -
知って得する建物の豆知識 231 断熱の手法 外張りはコスト高が難
住宅の省エネ性能を上げるには省エネ機器類の導入も必要ですが、環境を構成する躯体の断熱性能向上が最も効果的です。 断熱の手法には「外断熱」と「外張り断熱」「充填断熱」とがあります。「外断熱」とは、鉄(続く) -
知って得する建物の豆知識 230 建築家の仕事 綿密な打ち合わせが必要
建築家の仕事というのは一般の人には見えにくいかもしれません。ここでは、いわゆるアトリエ系と呼ばれる建築家の仕事について述べてみましょう。 建築家は日頃からデザイン情報の収集に余念がありません。強烈(続く) -
知って得する建物の豆知識 229 誘導雷 被害多数、SPDで防御を
ことわざで、怖いもののたとえとして「地震、雷、火事、親父」と言いますが、親父の権威は地に落ちて久しく「地震、雷、火事、水害」とした方が実情を表しているようです。地球温暖化の影響か、夏季には集中豪雨が(続く) -
知って得する建物の豆知識 228 Less is More 細部のデザインが重要
近代建築の三代巨匠はル・コルビュジエ(仏)、フランク・ロイド・ライト(米)とミース・ファン・デル・ローエ(独・1886~1969、以下ローエ)です。ローエはオランダに隣接したドイツの街アーヘンに生まれました。父親(続く) -
知って得する建物の豆知識 227 間取りの不満 玄関と駐車場に集中
最近、建築関係のニュースサイトで間取りに関する不満のアンケートレポートがありました。それによると「新築当時に戻れるとしたら、間取りをやり直したい」と考えている注文住宅の施主が95.3%(N=64)もいるとのこ(続く) -
知って得する建物の豆知識 226 茅葺屋根 軒先と下棟部分に〝違い〟
観光地としてはあまり有名ではない地方都市に行った場合でも、ちょっとした産業遺構や保存民家は必ずあります。特に民家や古い住宅については「〇〇家住宅」などの名称で、保存家屋の見学ができます。その地方独特(続く) -
知って得する建物の豆知識 建築情報サイト いわば最新のネタ帳 224
建築を設計するには構造的な問題や設備の最適性、法規的な規制のクリア、建物全体のイニシャルとランニングを考慮した経済性など多くの要件を考慮して最適な解を得る必要があります。中でも意匠性(デザイン)につい(続く) -
知って得する建物の豆知識223 タイニーハウス 法令制限のチェックが必要
欧米の建築関連情報サイトを見ていると「タイニーハウス(Tiny House)」という言葉を良く目にします。それこそ2~3坪程度の超小型住宅ですが、トイレなどの水周りも装備しており、最低限の生活は営めます。一時、(続く) -
知って得する建物の豆知識 222 鉄と建築 近代製鉄で世界に広がり
人類が最初に鉄器を手にしたのは紀元前3000年頃とされますが、これは隕石を砕いて加工した「隕鉄」と呼ばれるもので、鉄鉱石や砂鉄から加工したものではありませんでした。その後、鉄鉱石や砂鉄の多い場所での森林(続く) -
知って得する建物の豆知識 221 階高(かいだか) 空間を感じさせる コスト、機能など設計者の腕に
先日、所用があって東京・銀座の松屋に出向きましたが、久しぶりに入った店内の天井が異様に低く感じられ、極端な言い方をすればおでこが天井に当たりそうな印象でした。エスカレーターの長さも短く、あっという間(続く) -
知って得する建物の豆知識 220 鬼門の起源 意外と合理的
人が亡くなった場合に「鬼籍」に入ったと言います。徳を積んだ僧などは極楽に行けますが、徳の薄い一般庶民は「鬼」になりました。中国の古い書物「山海経」によれば鬼になった魂は、中国東北部の僻地にある大樹の(続く) -
知って得する建物の豆知識 219 オフグリッドな住まい 器の設えが成否握る
「グリッド」とは単位のことで、例えば設計図などの基本モジュール910ミリや1000ミリに従ってプラニングを行う方法をグリッドプラニングと言います。最近では「スマートグリッド」という言葉をよく耳にします。こ(続く) -
知って得する建物の豆知識 218 金属屋根 優れたリサイクル性
屋根材には瓦、スレート、シート、金属などがあります。現在、住宅レベルの主流は瓦とスレートと言えますが、最近は金属にも注目が集まっています。金属屋根のメリットは軽量であり構造体への負荷が小さく、瓦のよ(続く) -
知って得する建物の豆知識 217 デシベル 音エネルギーの尺度 大事な遮音設計
遮音材の仕様書や住宅の性能表示における透過損失等級などで「デシベル(dB)」という言葉を目にすると思います。デシベルの「ベル」はスコットランド生まれの科学者で、実用的な電話を発明したアレクサンダー・グラ(続く) -
知って得する建物の豆知識 216 建築関係のことわざ 生活根差すも、やがては
最近、街を歩いていて、ある現場で目にしたのですが、現場ユニットハウスの壁面に「段取り八分・仕上げ二分」というスローガンが大書してありました。一緒にいた若いIT系編集者に「読めますか」かと聞いたところ「(続く)