知って得する建物の豆知識 記事一覧
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知って得する建物の豆知識 (89) 断熱基礎 シロアリ対策が必須
これから間違いなく来るであろうエネルギー需給の逼迫に対し、省エネの観点から、建物の断熱は大変重要な要素です。 断熱法には、断熱材を構造材の躯体内部に施工する内断熱と、躯体の外側に施工する外断(続く) -
知って得する建物の豆知識 (88) トラス 小さな質量で強い構造
先ごろ供用が開始された東京湾の「東京ゲートブリッジ」は別名「恐竜橋」と呼ばれ、その特異なデザインが親しまれています。名前の由来は、片持ちの構造体が左右から恐竜の横顔のようにせり出し、中央部で接続(続く) -
知って得する建物の豆知識 (87) 鉄筋コンクリート 偶然の〝良いとこ取り〟
20世紀以降の現代建築を形づくったのは、鉄筋コンクリートの発明です。 モルタル普及は紀元前 コンクリートという素材の原型は紀元前からあり、モルタルとして組積造の目地に用いられてきました。ヨ(続く) -
知って得する建物の豆知識 (86) 備蓄を考える シェルターでの防御も
3.11以降、スーパーには「防災用品コーナー」が常設されるようになりました。そして、行政などによる地震・津波被害予測がマスコミから流れる度に、その品ぞろえが拡充するように見えます。 今後起きるで(続く) -
知って得する建物の豆知識 (85) 木材の等級 「目視」と「機械」でクラス分け
■JAS規格で強度測る 木材には審美的な等級のほかにもう1つ、「JAS規格区分」があります。規格は構造用製材、造作用製材、下地用製材、広葉樹製材に分かれていますが、重要なのは構造用製材で、「目視等級区(続く) -
知って得する建物の豆知識 (84) ライトウェル 採光と通風に効果
個人住宅の仕様を決める際、人気が高いのが「床暖房」「グラッシー(開口部が大きい)な浴室」「トップライト」です。 床暖房に関しては、もはやマストアイテムと言えるほど奥様方からの要望が強く、キッチ(続く) -
知って得する建物の豆知識 (83) タブレットのアプリ 充実度からおススメは
高性能なタブレット端末が出そろってきました。アップルのiPadも第三世代になり、画面解像度や処理速度などますますパワーアップしたようです。 これらの情報端末で重要なのは、使いやすいアプリケーショ(続く) -
知って得する建物の豆知識(82) HEMS 低減効果がポイントに
発電所で発電された電力の消費割合を見ると、産業・業務用でおよそ7割が消費され、残りの3割が家庭で消費されています。各分野での節電は化石燃料の消費を抑え、全原発の停止に備える意味から、継続的かつ徹底(続く) -
知って得する建物の豆知識(81) C値とQ値 地域によって異なる基準
ハウスメーカーのカタログを読むと、『C値』や『Q値』などという言葉を目にします。 値が小さいほど高気密 C値とは『相当すきま面積』のことを指し、建物全体における「すきま」の面積を表します(表(続く) -
知って得する建物の豆知識(80) 若手建築家の住まい
筆者は仕事柄、世界の新しい建築やプロジェクトの紹介サイトを定期的に閲覧しますが、こと住宅に関しては日本の若手建築家が設計したものは独特のテイストを持っており、説明を読む前から彼らの設計と分かってしま(続く) -
知って得する建物の豆知識(79) ダイアフラム
ダイアフラムとは、音響工学ではスピーカーなどの振動板のこと、建築分野では狭義として「剛性を持った面」を指します。その代表的な例が「剛床(ネダレス工法)」です。 ■2階を根太レスの厚床に 通常(続く) -
知って得する建物の豆知識(78) 耐力壁 耐震設計の第一歩
構造体の耐力壁は重要です。特に、鉄骨造や木造のピン構造では効果を上げます。 ピン構造とは、柱や梁の接合部が堅固に固められたものではなく、「自由端」としてフリーに動く構造です。これを堅固にする(続く) -
知って得する建物の豆知識(77) 山里曲輪 戦国時代の名残り
チョット変わったタイトルですが「やまざとくるわ」と読みます。曲輪は「郭」とも書き、城郭の一部を成す空間です。石垣などで囲った一定の平地を指します。 城郭の内部は、小さな区画に分割されています(続く) -
知って得する建物の豆知識(76) ペレット 「岩手型」に注目
最近はバイオマスという言葉をよく聞きます。生物由来のエネルギー成分という意味で、メタンガスを利用する動物のふん尿、燃焼させる屑わた、植物性油脂などを指します。中でも注目を浴びているのが木質バイオ(続く) -
知って得する建物の豆知識(75) タブレット 新しい営業スタイルも
「導入予定」最多は不動産業 前回は主にタブレット端末やスマートフォンに使われる基幹OSについてお話しましたが、今回はそれらが活躍する住宅販売のシーンについてです。国内1500社を対象にしたGfKジャパ(続く)