明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 記事一覧
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明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第420回 格子で囲った屋外避難階段 階段隠す費用対効果大きく
【学生の目】 最近、放火が原因の痛ましい事件を耳にすることが多い。消防庁のデータでは、出火原因別死者数は放火が17.8%で1位となっている。放火は防ぎようがない側面もあるが、痛ましい被害に至らないよう、(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第418回 長屋形式のガレージハウス 企画力で希少性と満足度高め
【学生の目】 空き家問題が大きくなっている。18年の住宅土地統計調査によると空き家率は13.6%で、前回調査から0.1%増加して過去最高となった。人口・世帯の減少を考えると空き家は今後も増加する。空き家率の増(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第417回 環境共生の街づくり 立地超えた魅力、地価にも反映
【学生の目】 コロナ感染症のまん延は社会経済に影響を及ぼし、在宅勤務などを通じて住宅の選択に変化がある。3大都市圏の住宅地価格の変動率を見ると、21年1月の地価公示で0.6%下落、7月の地価調査で0.0%の中、(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第416回 ビルトインガレージの集合住宅 余暇と癒やしの時間・空間コラボ
【学生の目】 クリスマスツリーやイルミネーションが華やかに街を彩る年の瀬の街で、写真の建物に目が止まった(写真)。角地に立つ集合住宅で1階部分が「ビルトインガレージ」になっている。角地の効用を生かして(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第415回 防犯の観点でアパートを見る ハードとソフトの対策必要
【学生の目】 近年、侵入窃盗の減少が顕著というニュースを耳にした。新型コロナウイルスの影響で在宅勤務や外出自粛が増えたことが背景だ。確かに、オンデマンド式の遠隔授業の日は家にいる時間が長く、かえ(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第414回 角地の控えめな建物 重厚感と異国情緒を演出
【学生の目】 すっかり寒くなり、イルミネーションが街を彩る季節となった。12月はクリスマス、大晦日などのイベントが続き、非日常的な光景を目にする季節である。そんなある日、「ヨーロッパ」を思わせる建物(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第412回 印象に残る3階建て 外観デザインに統一感
【学生の目】 肌寒くなり、コートを羽織る季節になった。夕暮れ時に街を歩いて観察していると心に届く建物があった(写真)。その理由は4つある。 第1に、門扉と塀のつくり方に力強さと優しさを感じる。道路境界(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第411回 小さな模様の大きな表現力 和テイストと気品を表現
【学生の目】 東京都千代田区は23区の中でも最も小さく、6万7145人の居住者数は90万人を超す世田谷区の14分の1程度である。一方、区内には皇居や国会議事堂、省庁、最高裁判所など国の機関が集積する。日本の首(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第410回 硬い表情の賃貸住宅 共用部の改修で競争力を
【学生の目】 少し寒さを感じる日もあり、冬の訪れを意識し始めた。近所の細い街路を散歩中、ふと目に留まる建物があった(写真)。理由は、主に4点である。 第1に、壁面が目立つことだ。道路近くに位置し、縦に(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第409回 植物と生きる家 こだわりを建物外観に反映
【学生の目】 立冬が過ぎて吹く風が少し肌寒く、木々の緑も色づき始める季節になった。秋晴れに良い気候を感じながら都心の街を散策している途中、不思議な建物を見つけた。力強い緑が建物と電線を覆っている。(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第408回 松並木の景観と色彩 規制誘導も塗装は対象外に
【学生の目】 獨協大学前駅は松原団地駅を名称変更して生まれた。近くには副駅名の草加松原が示す松並木があり、愛犬と散歩でよく利用する。松の幹は立冬に菰巻きされて腹巻をしているように見えるが、冬の訪(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第407回 看板のような外壁 印象強く存在をアピール
【学生の目】 東京都の東側に隅田川と荒川に囲まれた大きな三角形の陸地があり、北側が墨田区、南側が江東区である。19年の「中央防波堤埋立地」の帰属を巡る大田区との裁判では、79.3%が江東区とされたが、南側(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第406回 記念碑のような公衆トイレ 外国人向け日本のPR効果も
【学生の目】 高さではスカイツリーに抜かれたものの優美な形状の東京タワーは今なお東京のシンボルだ。近くには芝公園や徳川家ゆかりの増上寺もある。御成門、大門近辺は東京の中でも格式の高い歴史を持つエリ(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第405回 不動産活用による価値の最大化 場を活用して生活を創造
【学生の目】 越谷市はさいたま市に隣接することに加え、東京都心からは25キロ圏内にあるため、さいたま市や東京のベッドタウンとして発展してきた。高校生の弟を送る途中、ベッドタウンの一般住宅と異なる低層(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第404回 景観を考慮したカフェ 伝統建築と米発コンテンツ融合
【学生の目】 埼玉県西部の川越市は歴史的な街並みが残り、小江戸と呼ばれる。新河岸川や川越街道でつながる江戸から文化、学問、芸能などが入り込んだ歴史がある。新河岸川の舟運で商業が発展したことが良質な(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第403回 住宅地の開放性と閉鎖性 門柱や街路樹など工夫し両立
【学生の目】 夏が終わり、外出しやすい季節になった。晴天の日に散歩をしていると、デザイン性と統一感があって目を引く不動産エリアがあった。電柱がなく、両側の歩道を加えた道路幅員が広く、空が大きく広が(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第402回 企業用不動産戦略と東京駅 容積移転で建て替え費用賄う
【学生の目】 開設100年を記念して14年に建て替えられた東京駅は、様々な人や物が行き交う日本の顔となった。コロナ禍で中断されているが、プロジェクションマッピングなどで駅自体が観光名所になった。その東京(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第401回 屋根を2つ持つ家 古い隣家をつなげ個性的に
【学生の目】 新型コロナの感染者数が増加しているため、なるべく家にいるようにしている。友人と会うために久しぶりに出掛けた際、不思議な建物を見つけた(写真)。木造2階建ての建物で外壁は汚れていてベランダ(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第400回 高架下の保育園 メリット生かし柔軟な利用拡大
【学生の目】 日本住宅公団(現在の都市再生機構)が埼玉県で開発した住戸数5926戸の松原団地は、1964(昭和39)年の完成当時、東洋一のマンモス団地と言われた。老朽化が進んで建て替えられ、すっかり別の街になっ(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第399回 小さな敷地の店舗併用住宅 〝老い〟に備える指針や指導必要
【学生の目】 不動産学の学舎、明海大学は千葉県浦安市にある。人口16万人と小さいが、「東京」駅からJR京葉線で「新浦安」駅まで16分と交通の利便性に優れるほか、治安のよさ、リゾート感のあるきれいな街並み(続く)