明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 記事一覧
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明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第14回 銭湯とコミュニティ 文化として残すべき不動産
【学生の目】 浦安の街中で不思議な不動産を見つけた。辺りの住宅に溶け込むように建つ建物だが立派な煙突が立っている。煙をもくもく出していて銭湯と分かる。観察していると、1人、2人とお客さんが入っていく(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第13回 狭あい道路と塀 地域の価値を高める空間に
【学生の目】 千葉県浦安市堀江は幅員4メートル未満の狭い道が多く、またブロック塀がその狭さをより引き立たせている。ブロック塀がある狭い道の風景は個人的に嫌いではない。漁師町の浦安に存在した「古き良き(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第12回 高架下を利用したまちづくり 魅力と可能性のある空間
【学生の目】 今話題の旧万世橋駅に興味を持ち現地を訪れた。秋葉原の電気街から一歩離れ、神田川に架かる万世橋を渡ると現地だ。1923年の関東大震災で駅舎の大半を焼失した万世橋駅だが、赤レンガ部分に遺構の(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第11回 戸建て風アパート 街並みと違和感ない外観
【学生の目】 住宅地で戸建てのような2階建てアパートを発見した。住宅地を歩いているといつも思うのだが、乱雑に建てられたアパートや統一感の無い景観など、見るに耐えないものがある。しかし、デザインに配慮(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第10回 露出配管 景観や防犯などに問題あり
【学生の目】 街で写真の建物に目が留まった。古い賃貸アパートで、建物の周りに配管や配線が網の目のように張り巡らされている。露出配管という施工方法が採られた建物だ。 建物の配管の施工方法には、露出配(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第9回 錆びた郵便受け 新品交換で付加価値増す
【学生の目】 浦安市猫実地区には古いアパートが多く存在している。古いアパートが立ち並ぶ中で私が気になったのは、どこにも必ずある〝郵便受け〟である。雨風にさらされ、錆びついてしまっている。見た目に汚(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第8回 コモンスペース 旗竿地を巧みに生かす
【学生の目】 コモンスペースとは、共同利用空間という意味である。浦安市猫実地区は木造家屋が密集する地区で区画は整然とせず、一般的な評価では良質な市街とはいえない側面がある。しかし実際に歩くと、風(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第7回 越境 合法的取引のための対応を
【学生の目】 千葉県浦安市猫実には道幅の狭いいわゆる赤道(法定外道路)にしか面してないなど現行基準を満たさない建物がある。その中で私は、屋根や庇が隣地に越境している住宅に着目した。越境等を争っている(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第6回 震災復興と不動産 ライフラインの地中化が必要 座安立 不動産学部4年
【学生の目】 11年3月の地震による液状化被害を受けるまで、浦安市は住みたい街調査で常に上位にランクされていた。東京駅からの時間距離が新宿駅と変わらない利便性に加え、しっかりとした街づくりが行われ、南(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第5回 行く手を阻む袋小路をどうする 人車分離やUターン可能な道に
【学生の目】 大手町から16分の浦安駅。ディズニーランドで有名な千葉県浦安市の表玄関だが、少し歩けば漁師町の歴史と雰囲気が漂う浦安市猫実地区がある。埋め立て地が多い浦安の数少ない旧市街地だ。地区内は(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第4回 都営団地の立ち退き問題と高齢者 要望に沿った解決策の提示を 木下さわこ 不動産学部4年
【学生の目】 東京都港区に5階建て25棟、500世帯以上が住める都営住宅団地がある。地下鉄銀座線表参道駅、外苑前駅から10分程度の便利な立地である。1957年から68年に建設された旧耐震の建物は、築後50年程度経(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第3回 高圧送電線の影響と地価 電磁波リスクに科学的証明を
林邦人 不動産学部4年 【学生の目】 高圧送電線が出す電磁波が人体に悪影響を与えるという説があることを知った。本当であれば高圧送電線付近の土地利用制限を強化するなどの対策が必要で、地価にも影響がある(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第2回 木々のアーケードと土地所有権 法律通りでなくて良いことも
【学生の目】 私が通う明海大学は、千葉県浦安市の新浦安地区にある。新浦安は景観重点区域に指定されており、緑豊かなとても奇麗な街で、明海大学も、門や塀ではなく、木々に囲まれた緑豊かなキャンパスとなっ(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第1回 建築基準法の接道義務と建築 セットバックで凸凹な現況は
【学生の目】 私は建築基準法の接道規定には問題があると考えている。「建築物の敷地は、幅員4メートル以上の道路に2メートル以上接しなければならない」が、建築基準法第43条1項が定める、いわゆる「接道義(続く)