明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 記事一覧
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明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第34回 戸建て住宅地の管理 よりよい住環境づくりのために
【学生の目】 浦安市日の出にある閑静な住宅街は建築協定、緑地協定、まちなみルールブックがあり、一軒一軒に木や芝生があって統一感がある。手入れされた庭先に季節の花が咲いて安定したコミュニティを感じ(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第33回 密集市街地のアパート 都市計画の支援が必要
【学生の目】 戸建て住宅が並ぶ住宅街を歩いていて、アパートと思える建物を見つけた。アパートは特殊建築物に該当し、東京都では接道条件が附加される(建築基準法43条2項)。この敷地は間口が狭く、道の幅員も狭(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第32回 塀と植栽の景観の違い 既存住宅地にも一体感を
【学生の目】 千葉県浦安市日の出に位置する碧浜という計画的に開発された住宅地は、規則正しく住戸が連なり、まるで海外の住宅地にいるようだった。辺りを見渡すと、各住宅には塀がなく、代わりに植栽でプライ(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第31回 イタリアの道 古きよきものを大事に
【学生の目】 浦安を飛び出してイタリアに行ってきた。ヨーロッパの多くの地域では地震があまり起こらないため、耐震性能に特別の配慮がいらない背景はあるが、新しい物よりも古きよき物を大事にしており、築年(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第30回 土地と建物の関係 一建築物一敷地の原則と問題点 1つの敷地に建つように見える、緑に囲まれた2つの住宅
【学生の目】 建築基準法が定める一建築物一敷地の原則は、豊かな住環境や安全な都市を創り出すことを邪魔しているのではないか。千葉県浦安市当代島の、とある住宅に目がとまった。その住宅は1つの敷地に居住用(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第29回 無電柱化による都市の進化 東京での取り組みに期待
【学生の目】 街を少しでも歩くと、無秩序に立てられた形も大きさも不ぞろいな電柱が目に留まる。視線を上に向けると、電柱から無数に延びる電線類が道路上に張り巡らされており、街の景観を損なっている。また、(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第28回 建物の用途と外観 「らしさ」が薄れるデザイン
【学生の目】 東京都千代田区内幸町に解体中の建物がある。旧日本長期信用銀行本社屋だ。長大な片持ち梁(はり)が特徴のビルで1993年の新築だが、近年建てられた隣地の最新ビルと比較しても遜色ないグレードの高(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第27回 賃貸住宅の屋外洗濯機置き場 共用ランドリーが必要では
【学生の目】 洗濯機が玄関脇に置かれたアパートを見ることがある。写真は浦安市で見た例だが洗濯機は砂埃を被り、不快感を覚えた。まず、端正な住宅地の風格を損ねている。また、共用部分におかれた私物の管(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第26回 通行止めの道路 お洒落な歩行者道路にしては
【学生の目】 浦安市北栄は、浦安町のころからの市街地で元町地区に属している。旧地名は「北境」で、浦安駅の開設で発展することを見込んで「北栄」となった。道路配置と土地区画は整然としていて、主要道路沿(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第25回 交通事故多発地域に打開策 人が主役の道で地域価値も
【学生の目】 まっすぐな道を曲げて使う、不思議な道路に出会った。土地区画が整然とした浦安市北栄地区では1985年から89年にかけて交通事故発生件数が約2倍に増加した。原因を調べると狭い道路に1日約2万台も(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第24回 塞がれた非常口 ベランダの役割、再確認を
【学生の目】 浦安市の中で比較的古くから開発されてきた北栄で気になったのは、マンションのベランダだ。奥行き1メートルまでは建ぺい率に入らないため、古いマンションではこの程度のものが多いが、使い方は様(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第23回 マンションの外階段、内階段 デザインなどに配慮が必要 久田高央 不動産学部3年
【学生の目】 浦安市北栄3丁目地区は土地区画が整然としていて、中高層マンションが多く立地する。そこで目についたのは多くの建物で、エレベーターのほかに外階段を使っていることだ。戸建て住宅が例外なく内階(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第22回 平側と妻側 街並み景観考える意識を
【学生の目】 元町地区は浦安市の中では古い地区で、古い民家や工場、比較的新しい住宅が一緒に並んでいる。その中でマンションが数棟連なる一角が目についた。まだそう年数の経っていないと思われるマンション(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第21回 埋立地の墓地公園 宗教色と無縁の安心施設
【学生の目】 日本の墓地は一般に小高い山裾につくることが多い。街が眺望できる高所につくるのはかつて暮らし、なお親族が暮らす街を見守るとの意図もあるだろう。一方、寺院に付設された墓地にはいかにも墓地(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第20回 街中で目立つ自販機 環境、景観に配慮して設置を
【学生の目】 日本の街では、自動販売機(自販機)を当たり前のように見かける。先日、浦安市を歩いている時も自販機を多く見かけた。夏期研修に行った英国では、市中で自販機を見ることはなかった。なぜ日本で多(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第19回 都市の豊かさ示す緑 緑被率導入して誘導を
【学生の目】 地方から大学に進学し、浦安市に住んで4年になる。郷里では山が街を取り囲み、自然の緑とともに暮らしていた。東京湾を埋め立てて造られた浦安市では、快晴の日に遠く富士山や丹沢の山々のシルエッ(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第18回 ゴミ置き場 倉庫を造って保管しては
【学生の目】 浦安市を歩いて印象に残った場所があった。それはネットをかぶせたゴミ置き場だ(写真)。周辺をよく調べるとゴミ置き場にも様々な種類があり、そこに私は興味を持った。大体のゴミ置き場は住宅の前(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第17回 斜線制限 景観を損ねないためには
【学生の目】 街を歩いていると、壁が妙な角度に傾いている建物を目にすることがある。格好良く見せるデザインのようにも思えるが、周りの建物と比較しても明らかに浮いている。高さも不ぞろいなことが多く、街(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第16回 玄関ドアの素材 温かみがある木製の活用を
【学生の目】 3年生の夏、海外研修に行ったケンブリッジ大学で建築様式について学んだ。ジョージアンテラスは英国で最も華美な住宅様式だが、装飾的な外壁に合わせて玄関のドアがデザインされ、それ自体も建築様(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第15回 ベランダ 住む快適さと景観効果も
【学生の目】 明海大学のある浦安市の住宅地は戸建て住宅と集合住宅が混在している。大学生のほか、電車で16分の東京駅方面に通うサラリーマンが集合住宅の需要を支えている。集合住宅が多いこともあり、浦安市(続く)