明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 記事一覧
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明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第439回 UR団地の魅力のつくり方 圧迫感なく住環境を重視
【学生の目】 大学の前面道路の反対側には、旧住宅・都市整備公団(現UR)が昭和63年から平成元年までに建設した分譲住宅563戸、賃貸住宅310戸の団地がある。高度経済成長や住宅不足を背景に、埋立地に建設された(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第438回 角地のシンプルな住宅 シンプルゆえの可変性
【学生の目】 大学がある千葉県浦安市は東京湾沿いに東京都に接し、東京ディズニーリゾートがある街として有名である。リゾートの場所も含めて市域の4分の3は埋立地で、第一期埋立事業の完成から47年、第二期か(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第437回 街の活力を維持する家づくり 長期の活力維持に誘導も
【学生の目】 日頃、街を形成するのは人と住宅と考えている。人口が増加すると多様な住宅が建てられ、街全体がカラフルでにぎやかになる。逆に人口が減少すると街全体が落ち着いた感じとなり、時に寂しくなる(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第436回 高齢者の安心居住の実現方策 システム導入や他者とのつながりで
【学生の目】 超高齢社会の本格化や世帯の多様化が進む中、民間賃貸住宅は住宅確保要配慮者に対するセーフティネットの役割も担っている。昨年10月に宅地建物取引業者による人の死の告知に関するガイドラインが(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第435回 サスティナブルな二世帯住宅 SDGsにも合致する居住形態
【学生の目】 大学周辺の住宅地で写真の住宅が目に留まった。一般に戸建て住宅には明確な敷地境界線があり、塀や生け垣で区分されるが、それがなく、ポケットパークのような広がりがある。 4台分の駐車機能の(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第434回 保存樹のある低層集合住宅地 自然豊かな住環境に魅力
【学生の目】 大学がある千葉県浦安市の新浦安駅付近には、どこからでも見える高層ビル、超高層マンションやショッピングモールがあってにぎやかだ。ショッピングモールと道路を隔てた一角は道路沿いに土手があ(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第433回 景観の価値 人工美と自然のバランス持続で
【学生の目】 先日、大学の近くにある高級住宅街に足を運んだ。今まで高級な住宅と普通の住宅の違いは主に「規模」と「立地」と考えていた。そのため、開発会社は同水準の建築単価でも規模と場所で付加価値を付(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第432回 自然素材が生むまとまり すべてを景観の一部として意識
【学生の目】 人々はどのような住宅を求めているのだろうか。断熱性などの機能性を重視した住宅、国内外の伝統や斬新さを意識したデザイン性が特徴の住宅、ローコストを前提に材質と空間のまとまりを意識した住(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第431回 住みたいと思う住宅 長屋は魅力、改善の余地も
【学生の目】 賃貸住宅といえばアパートが一般的で、新旧様々なアパートがそれぞれの時代背景を反映しながら多様な形態で立地している。長屋(写真)は賃貸住宅としては少数派だが、調査した長屋が住みたい住宅(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第430回 つかう責任 外部不経済生まない工夫必要
【学生の目】 JR武蔵野線「越谷レイクタウン」駅は、越谷レイクタウンの開業に合わせてできた比較的新しい駅だ。開発行為で設けた大規模調整池がシンボルで、駅とイオンレイクタウンが近接して便利なことから住(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第429回 土地と建物の歴史を読む 規律の変遷で存在感生む
【学生の目】 東京都中央区の八丁堀駅を出て満開の桜を眺めながら新川方面へ歩いていると、橋を渡った先で周りを広い道路に囲まれた印象的な外観のマンションに出合った(写真)。三角形の街区を囲む道路を海に例(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第428回 時代に沿った賃貸住宅づくり 共用部機能改修で収益率が改善
【学生の目】 大学3年のゼミで、賃貸不動産を経営する上で必要なことは何かについて研究をした。対象物件として選んだ建物は、築35年ほどの一人暮らし向けの賃貸アパートだった。建物自体は古いが、リノベーショ(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第427回 角地の効用を生かした住宅 建物と外構のバランス重要
【学生の目】 桜の便りが届き始めたがコートやダウンが手放せない日もあり、トレーナーで過ごせる花と新緑の季節が待ち遠しい。そんなある日、大学周辺で興味深い住宅を発見した(写真)。 電柱を敷地内に配置す(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第426回 下町の密集住宅地 地域のつながり、時間が必要
【学生の目】 親戚の集まりでJR南千住の駅を訪れた。下町情緒あふれ、懐かしい印象を受ける住宅地の街並みに興味を持ち、歩みを進める。南千住は戦後、急速に復興したが、開発は応急的で無秩序に進められた。そ(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第425回 地域活性化への道 官民連携し廃校を転用
【学生の目】 写真は千葉県市原市にある高滝湖グランピングリゾートだ。平成25年(13年)に廃校となった高滝小学校をリニューアルし、観光客を対象としたグランピング施設に転用したものだ。校舎や体育館のほか校(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第424回 空に浮かぶ家 植物とデザインの力を駆使
【学生の目】 4年間の大学の授業をすべて終えて過ごす最後の長期休みも残り1カ月を切った。いよいよ目前に迫った就職への期待と不安で頭がいっぱいである。そんなある日、就職先の近くに引っ越すことを検討して(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第423回 サービス付き住宅の可能性 入居困難者を考慮し満室に
【学生の目】 草加市の市民後見人の勉強会に参加する中で、認知症、障がい者や年配者など社会的に弱い立場の方について考える機会が増えた。その中で、支援が必要な方が入居する賃貸住宅では、賃貸人の利益や手(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第422回 しゃれた街づくり 景観重視し店舗の色彩調和
【学生の目】 本格的な冬将軍が到来した1月下旬、寒さを感じながら都心を歩く中、大型ビルの店舗にいつもと異なる雰囲気を感じた。1階に入るコンビニエンスストアのセブンイレブン(写真)に、店の前に来るまで気(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第421回 料理と空間のコラボレーション 完成度の高さが感動を生む
【学生の目】 写真の建物は富士山の麓、山梨県富士河口湖町に建っている。一見すると美術館のようだが、山梨県名物の「ほうとう」を提供する飲食店舗だ。伝統料理を提供することに加え、雄大な富士山に力負けし(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第419回 コンクリート打ち放しの賃貸住宅 防犯対策怠ると選択肢にならず
【学生の目】 冬至を過ぎ、昼間の時間は少し長くなったが、大寒の冷え込みが続いている。若者に感染が拡大するコロナ対策も必要で、体調管理に注意する毎日だ。そんなある日、街中で目に留まった建物(写真)があ(続く)