三井不動産は、一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(東京都中央区、岡野栄之理事長)とライフサイエンス分野で新産業を創造するためのエコシステム構築に取り組んでいるが、その取り組みの一環としてこのほど、グローバルなライフサイエンスプレイヤーを集積する新拠点「GLOBAL LIFESCIENCE HUB(グローバルライフサイエンスハブ)」を、日本橋室町三井タワー(東京都中央区日本橋室町三丁目)7階に開設した。同社のライフサイエンス拠点は10カ所目となる。
グローバルライフサイエンスハブは、コミュニケーションラウンジ、カンファレンスルーム、ミーティングルームなど、組織内外および国内外の交流を促進する設備や会場が設けられ、ライフサイエンスを軸とした新たな知の創出、イノベーションにつなげる場として機能させる。英語対応可能な受け付けなどグローバルなニーズに応えるサービスも提供する。
また国内外のアカデミアを集積させる。国内では東北大学東北メディカル・メガバンク機構、東北大学オープンイノベーション戦略機構、東北大学ナレッジキャスト、海外では米国のカリフォルニア大学サンディエゴ校(UC San Diego)の利用が決定している。 またアカデミアとVC(ベンチャーキャピタル)の資金を結びつける場としても機能させる計画で、国内のMedVenture Partners、ヘルスケア・イノベーション、海外のNewton Biocapital社のVC3社は既に入居している。今後も誘致を進め、グローバルな連携を促進する。
同社は東京・日本橋の「新たな産業の創造」の取り組みとして、ライフサイエンス領域に特に力を入れてきた。これまで、東京・日本橋エリアに9カ所、大阪・道修町近傍エリアに1カ所のライフサイエンスの拠点を整備している。
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