フレキシブルオフィス事業のWeWork Japan(東京都港区)は、米国テック企業のBeyondView(カリフォルニア州サンフランシスコ)が不動産向けに提供するデジタルツイン技術を採用した。これにより、物理空間とデジタル空間を混在させた“未来のフレキシブルオフィス体験”を提供し、日本におけるオフィスDXの後押しを図る。デジタルツインを利用してオフィスのデジタル化や販売を行う事例は、国内のフレキシブルオフィス運営会社で初(WeWork Japan調べ)となる。
具体的なサービスとしては、オフィスのデザインやレイアウトなどを3Dデジタル空間に再現し、入居検討企業がオンライン上で高精度な仮想オフィスを内覧できる体制を整える。実際のオフィス拠点を訪れる手間を削減できるほか、顧客の要望に応じたデザインやカスタマイズなどをスムーズに再現して提案。商談における互いのイメージ共有や意思疎通の円滑化につながるとして、業務効率化や意思決定の迅速化だけでなく、顧客体験価値の向上も見込んでいる。