マンションリサーチ(東京都千代田区)は、不動産会社の「集客」を支援するため、新しい形の仕組みを開発し、提供を始めた(図参照)。不動産会社の各社が持つサイトに掲載されている「物件情報」について、システム連携する必要なく、その物件情報をキャッチ(スクレイピング技術)して、同社が運営する不動産情報サービス「マンションナビ」を利用中の不動産購入検討者へ物件を提案できる仕組みとした。
一般的な不動産ポータルサイトでは物件情報の掲載に際して入稿手続きなどの手間がある。複数のポータルサイトに掲載する場合には運用方法の違いから負担が重なる。これらの課題を同社の新サービスが解消する。
同社は不動産の購入や投資を検討する人が利用するサイト「マンションナビ」を運営しており、スクレイピング技術で不動産会社各社のサイト上の物件情報をリアルタイムにキャッチする仕組みに今回、機能向上した。これにより、同社運営の「マンションナビ」の利用者に対して不動産会社各社は、手間なく訴求することができる。
また、特徴点として、不動産購入などの検討者が物件情報を閲覧するページは、その物件情報を掲載している不動産会社各社の元サイト(データ取得元サイト)自体を表示する。一般的なポータルサイトに頼ることなく、各社のサイトの訴求力の強化などにもつながる。