カミナシ(東京都千代田区)は、紙書類作業をデジタル化できる同社で展開している現場DXプラットフォーム「カミナシ」を、総合設備業のユアテック(仙台市宮城野区)向けに提供を始めた。
同プラットフォームは、特別なプログラミングを要せずに使える「ノーコード」システムによって、作業チェックなどの現場の紙書類による業務工程をデジタル化する。
これまでの紙書類や表計算ソフトで実施していた手書き情報をデータ化し、集計や報告などの作業を電子化する。一元管理でき、現場スタッフや管理者の業務の効率化に期待できる。
ユアテックでは、DXに向けた取り組みを精査する中、同社内の全体の紙帳票の7割以上が工事関係書類であることが判明し、現場書類のデジタル化を推進するため、同プラットフォームの導入を決めた。
まず、工事現場の安全性を確保するために1人で行うKY(危険予知)活動のチェックとヒヤリ・ハットの報告を同プラットフォームで行う。導入活用により、2025年度中の同社内文書の完全ペーパーレス化を目指している。