大和ハウス工業は3月14日、米国の75%出資会社である投資会社を通じ、分譲マンション開発を手掛ける孫会社ブロードウェイ・コミュニティ・ベンチャー社(デラウェア州)とブロードウェイ・コミュニティ・オーナー社への8250万米ドル(約117億100万円相当)の増資を決定。それに伴い、2社は大和ハウス工業の特定子会社へ異動する。出資比率は67・42%から60・10%となる。
今回の増資は、増資先2社が米国・ニューヨーク州マンハッタンで開発している高さ144mの高層分譲マンション「クレアモントホール」(総戸数165戸)の円滑な販売と引渡完了を円滑に進めるためのもの。
同物件の開発は、大和ハウス工業が米国・テキサス州の現地法人を通じて、豪州に本拠地を構えるレンドリース社の米国現地法人や現地開発事業者のL+Mデベロップメントパートナーの関連会社などと参画している共同プロジェクト。ユニオン神学校内の敷地1347平方メートルに、教職員住宅や分譲マンション、教育施設などからなる延べ3万2900平方メートルの41階建てを建設する。