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記者が解説 住宅新報web週刊ニュース記事(5月14日~5月20日)

・本紙・24年春の家賃調査 東京圏 都心で進む値上げ交渉 高い家賃ほど早期に成約

・23年度新設住宅着工 コロナ下を下回る80万戸

・東京商工リサーチ・4月 不動産業の倒産、12カ月連続で20件以上

 1週間のランキング・トップ10から記者が気になる記事を3つピックアップしていきます。

 1本目は7位、春秋恒例となる賃貸住宅の成約賃料調査「本紙・24年春の家賃調査 東京圏 都心で進む値上げ交渉 高い家賃ほど早期に成約 需要はコロナ禍前の構図に戻る(2024/5/14号)」です。家賃の上昇基調がより鮮明になったこの春の繁忙期の賃貸住宅市況を、家賃データとまちの不動産業者の声でまとめました。

 2本目は8位の「23年度新設住宅着工 コロナ下を下回る80万戸 持ち家は59年以来の低水準(2024/5/14号)」です。2023年度の新設住宅着工戸数はかろうじて80万戸を維持しましたが、2年連続の減少となりました。リーマン・ショックの影響で大幅減となった2009年(77万5277戸)以来の水準にまで落ち込みました。

 3本目は2位の、「東京商工リサーチ・4月 不動産業の倒産、12カ月連続で20件以上(2024/5/14配信)」です。全産業・全国の企業倒産の件数は25カ月連続で前年同月を上回り、企業倒産(負債額1000万円以上)に歯止めがかかりません。小・零細企業の倒産割合が高く負債総額は減少傾向にありますが、4月の全国倒産件数は783件で前年同月比28・3%増加しました。産業別でみると全10産業中、「農・林・漁・鉱業」「金融・保険」を除く、8産業で前年同月を上回っています。

 

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