三菱地所は3月5日、2021年からオーストラリア・シドニーで進めてきたプレミアムオフィス開発事業「Parkline Place(パークラインプレイス)」(地上39階・地下5階建て、延べ床面積約5万5700㎡)が開業したと発表した。オーストラリアを含む世界主要都市で豊富な開発実績を持つ不動産会社であるOxford Properties Groupとその子会社のInvestaと共に進めてきたもので、地下鉄シドニーメトロの新駅「Gadigal(旧称:Pitt Street)」駅の開発事業、Oxford Properties Groupが進める賃貸住宅棟開発事業と三位一体で進められた大規模複合開発の一部。
オフィスは5~35階で、基準階フロアからは、ハイド・パークやシドニー・ハーバーを一望できる。幅広いワークスタイル・テナント需要に対応するため、シドニーで特に需要ある約1500㎡のフロア面積を採用し、分割可能な設計を施した。また、27 階には受付・会議室・オフィス什器等を整備し、柔軟性を求める企業が手軽に入居できる小割オフィスも整備した。また、館内には、駐輪場・シャワー・ロッカーに加え、共用ワーキングスペース等を設けた。低層部地上階・2階の2フロア約635㎡には商業ゾーンを配置した。