不動産屋の独り言 〜賃貸現場の喜怒哀楽〜 記事一覧
不動産屋の独り言 〜賃貸現場の喜怒哀楽〜
賃貸業を営む坂口有吉さんが業務に役立つヒントをちりばめながら日常の出来事を綴ります。
人情深い坂口さんは、不動産業者に対する世間の評価が不当に低いこと受け、「日々の努力も知ってほしい」と、そんな願いを込めています。
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紙上ブログ悪徳不動産屋の独り言189 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 自分の奥さんを「俺の女」という旦那 トラブルばかりで解約に
契約時に前家賃を預かったものの、その後の家賃はいつも遅れて私が立て替え続けている入居者(若い新婚夫婦)がいる。当社で家賃管理をしていて、家主さんからは管理料もいただいているから家賃が入っていなくても当(続く) -
紙上ブログ 悪徳不動産屋の独り言 188 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 考えが甘い若い夫婦の家探し 頭金ゼロで親頼みとは…
当社のお客さんである若夫婦から「家を買いたいので相談に乗って欲しい」との電話があった。来店してもらって詳しく条件を聞いてみると、既に自分たちでも物件を探していたようで、それを私に一緒に見て欲しいと言(続く) -
紙上ブログ 悪徳不動産屋の独り言 187 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 女性実業家が女子高生の娘に与えた車は 滅多に見ない心意気に感動
閉店間際の時間になって若い女性が来店した。近所で駐車場を探している、とのこと。 陽はすっかり落ちてしまっているので、翌日改めて来店してもらうことにしたのだが、契約するのは母親、だと言う。母親が忙し(続く) -
紙上ブログ 悪徳不動産屋の独り言186 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 お年寄りの身の上話にお付き合い これから1人で生きるのは大変だが
外出先から帰ってくると、店の前で貼紙広告を熱心に見ている人がいた。高齢のご婦人であった。もしも一人暮らしをするための部屋探しだったならキツイ(審査が下りない)な、と思っていたが無視するワケにもいかない(続く) -
紙上ブログ 悪徳不動産屋の独り言 185 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 不動産屋にカネを借りに来た入居者 話は大きいが実のところは…
管理会社である不動産屋の私にカネを借りに来た入居者の話。良く解釈すれば「相談しやすい」と思ってくれているのかも知れないが、本当は「なめられている」だけかも。 手みやげ持参 月初めの午後、「今日の夕方(続く) -
紙上ブログ 悪徳不動産屋の独り言184 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 テレビで流せば消費者は信じ込むもの 夢のようなリフォームなんて
先日、テレビのニュース番組の中の特集で、今時の賃貸住宅の傾向を放送していたが、内容的には 「オイオイ」というくらいお粗末なものだった。 古くなったアパートが空室にならないために、入居者の希望を聞い(続く) -
紙上ブログ 悪徳不動産屋の独り言183 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 極めて悪質な入居者グループの存在 2年分の家賃を半分しか払わず
これはある会合で同業者から聞いた怖いお話。 多摩の郊外で、タクシー乗務員がグループを作って、そのうちの誰かが部屋を借りる際、別の人間が連帯保証人を引き受けて賃貸借契約を交わしているとか。 たいてい(続く) -
紙上ブログ 悪徳不動産屋の独り言182 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 足元を見るにも程がある家主 まだ出ぬ苦情を悪用するとは
当社のお客様から「グランドピアノが置ける2DK以上の部屋を探してください」との依頼があった。置けるだけではダメで、そこでピアノ教室を開きたい、とのこと。アップライト型は置けてもグランド型が置ける賃貸マ(続く) -
紙上ブログ 悪徳不動産屋の独り言 181 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 若くしてご主人が亡くなられた奥様 気にせず、第2の人生を歩んで
当社の貸家に入居していた夫婦のご主人が41歳という若さで亡くなった。ご主人は大企業に勤めていて、更なる昇進も決まっていたのだが、病魔に冒され、アッと言う間に帰らぬ人となった。 早すぎる死 (続く) -
紙上ブログ 悪徳不動産屋の独り言 180 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 対応のひどい某市の社会福祉事務所 人を人として扱うことができない
私の家内の実家は岩手にあり、米を作っている。以前書いたことがあるが、生活保護受給者の高齢者のTさんにその新米を毎年30キロ送っているのだが、そのTさんから、今年も届いたとのことで、事務所に挨拶に寄り(続く) -
紙上ブログ 悪徳不動産屋の独り言 179 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 敷金返還交渉の代理人 法的・道義的な判断はできないものか
最近、インターネットで「敷金返還に関する交渉を引き受けます」という司法書士事務所の広告をよく見かける。手数料は1万円の定額だったり、基本料金+敷金を取り戻した金額に対する成功報酬だったりだが、司法(続く) -
紙上ブログ 悪徳不動産屋の独り言 178 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 珍しい「入居者と管理会社」の関係 つらい別れも、いつかまた会える
10年前、ある事情で山形から上京し、当社で部屋探しをしたお客さんの話。 私と同年で、結婚しているが郷里に奥さんと子供を残して1人で着の身着のまま上京していて、家具も電気製品も服も下着さえもなく(続く) -
紙上ブログ 悪徳不動産屋の独り言 177 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 身分を隠して契約に同行すると… 弱みは握っておいた方がいい
知人の不動産の賃貸借契約に不動産業者であることを隠して、つまり「不動産屋でない友人」として同行すると実に面白い。 ケースとしては、同級生の子供が都内の大学に入学する際、部屋探しをして、同業者(続く) -
紙上ブログ 悪徳不動産屋の独り言 176 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 心配性で浮気性で気の毒なお客さん 何とも世話が焼ける性格
以前、当社で部屋を紹介した生活保護受給者の青年が来店した。「いよいよ車椅子での生活になるので、2DKの部屋に移りたいから紹介して」と言う。希望条件を詳しく聞き、何件かの資料を渡すと喜んで帰っていった(続く) -
紙上ブログ 悪徳不動産屋の独り言 175 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 うちの長男の部屋探しの妙 自分に似ているのが何とも…
10年前から当社の管理物件に入居している長男が、「最近は手狭になってきたんで、もう少し広い部屋に引っ越したいんだけど……」と電話してきた。手狭、と言うが、家具や家電品が増えた、というこ(続く) -
紙上ブログ 悪徳不動産屋の独り言 174 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 何とも無責任な大手業者 契約済みを伝えない、無神経さ
まだインターネットなどという便利な道具がなかった頃、当社の入居者さんが部屋探しをしている友人を紹介してくれた。当社に来てもらい、希望条件を詳しく聞くと、多摩地区ではなく、南武線の川崎方面のほうが(続く) -
紙上ブログ 悪徳不動産屋の独り言 173 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 家主さんの家族がアパートに入居するとき お金じゃない、ハートが大事
家主さんの対応 契約書の作成など全くしてなくても、「オタクはそれでメシを食べているのだから、自分の子供が使うからといってオタクの利益を損なうワケにはいかない」とおっしゃって手数料分をちゃんと支(続く) -
紙上ブログ 悪徳不動産屋の独り言172 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 野良猫への餌やりトラブル 動物愛護もいいが、迷惑はダメ
先日、調布のある家主さんから当社に相談の電話があった。 「テラスハウスに入居しているFさんが、野良猫に餌を与えていて、それがために野良猫が10匹くらい集まってしまって、駐車場に停めてある車が傷(続く) -
紙上ブログ 悪徳不動産屋の独り言171 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 できれば他の店に行ってもらいたい客 客商売だから仕方ないのだが…
1年以上前から当社に部屋探しに来ている中年女性がいる。 定職にも就いておらず保証人もいない。「ワケあって親戚の荷物を預かっているので家賃の補助が受けられるから、1年ごとに1年分の家賃を前払いするので保(続く) -
紙上ブログ 悪徳不動産屋の独り言170 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 ノウハウを出し惜しみした業者 なぜ、オープンになれない
これは私のほうが間違っているかも知れない話。というか、どちらも間違いではないか、という話だが……。 他社の物件に当社から申し込みを入れ、無事に契約も完了し、ファクスされてきた契約(続く)