明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 記事一覧
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明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第298回 公衆トイレの魅力 洗練された文化を主張
【学生の目】 不動産学部に入って初めての夏を迎えた。調査で武蔵野市と三鷹市にまたがる井の頭恩賜公園を訪れた。JR吉祥寺駅南口から道なりに直進すると公園の入り口に着く。そこから階段を下りた左側に変わ(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第297回 公園のカフェ 多様性と奥ゆかしさに注目
【学生の目】 住みたい街のランキングで1位のことも多い吉祥寺に行った。気温が高く、立っているだけで汗がにじみ出る日だったが、お店がたくさん並び、人であふれかえっていた。 吉祥寺といえば何とい(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第296回 個性的なアパート 両隣に配慮 高い住民意識
【学生の目】 梅雨が明け、暑さが厳しさを増した。境川沿いを歩いていると、水辺に下る階段があり、階段の下は「親水公園」になっている。その名の通り、水に親しんで遊べる空間が続き、水辺のひんやりとした風(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第295回 歩道の植栽 住民利用の植栽エリアを
【学生の目】 都心部で歩道を広く、快適に使う工夫が増えている。電線の地中化など、技術的なものに加えて、敷地の一部を歩道と一体的に使う例も多い。道路斜線制限に対応するために建物を敷地境界線から後退さ(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第294回 太陽が当たる家 都市更新、住環境改善の手本
【学生の目】 市域の4分の3が東京湾を埋め立てて造られている浦安市では、埋め立てた地区は都市基盤構造がしっかりし、住環境も優れている一方、昔からの市街地の元町には木造密集地域もあって、都市更新と住環(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第293回 暮らしに根付くベランダ 有用性と魅力の向上を
【学生の目】 風土や暮らしの文化が違えば、その場所で普通のことに疑問を抱くことがある。大学のゼミで集合住宅を検討した際、中国からの留学生に、中国にはベランダはないが日本ではなぜ造るのかと聞かれた。(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第292回 レンタルボックスの活用 異質な土地利用の未来図を
【学生の目】 浦安市はかつて漁師町でアサリ漁や海苔作りが盛んだったが、高度経済成長期の宅地需要の拡大を受けて大規模な埋め立て事業が施行された。自然に流れていた境川も今は埋立地の中のまっすぐな運河で(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第291回 山門一体のホテル 国内に広まれ寺院の融合開発
【学生の目】 サミットでにぎわった大阪だが、イベントがなくてもホテル不足が深刻だ。そんな中、御堂筋沿いに山門一体の高層ホテルがオープンする(写真)。御堂筋は日本の道百選の一つで、北の玄関梅田と南の玄(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第289回 ゆとりある社宅の造り 災害対応で見直される受水槽
【学生の目】 狭小な敷地が多い浦安市の旧市街地の一角で、急に広々とした建物に出くわした。4階建てのシンプルな集合住宅で、比較的新しい。 不思議に思った第1点は、基準容積率の限度まで建てることが(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第288回 急勾配屋根の3階建て 街並み形成が難しい高度地区
【学生の目】 「令和」初の夏、30度を超える日もあり、街行く人は夏服に変わり始めている。そんな日、歴史ある建築物に感心しながら浦安市の元町地区を歩いていると、北国のような急勾配屋根の建物が並ぶ風景に(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第287回 親しまれる不動産 公衆トイレの負のイメージ払拭
【学生の目】 栃木県宇都宮市は餃子で有名だが、過去には「住みよさ度」や「民力度」が全国1位の座を獲得するなど、良好な居住や経済活動の環境が形成されている街だ(東洋経済別冊「都市データパック2013年版(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第286回 コミュニティ道路 超高齢社会の安全を再検討
【学生の目】 4月に不動産学部に入学して1カ月が過ぎた。不動産の基礎を学び始めたばかりで、専門知識はまだ少ないが、街で見る不動産を誰かに説明することを意識しながら観察することで、不動産の興味や嗜好を(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第285回 価値を高めるデザイン ビル経営の成功に期待
【学生の目】 栃木県は関東地方北部にあり、餃子やかんぴょうで知られる。東照宮がある日光市は日本を代表するインバウンドのスポットで、17年に1200万人の観光客が訪れた。県庁がある宇都宮市は人口約52万人で(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第284回 下町と近代的ビルをつなぐ歩道橋 高い技術力と優しいデザイン
【学生の目】 年号が令和に変わり、節目となる10連休のGWが終わって少し落ち着いた。平成生まれとしては寂しさもあり、時間の流れを感じるが、成人して令和を迎えることに大人としての自覚が高まる。 大(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第283回 景観の考え方 仮想看板が美観の悪循環を断つ
【学生の目】 日本の都市は広告看板や標識、電柱が多く、ごちゃごちゃしている印象が強い。20年に東京五輪を控え、幹線道路の電柱の地中化は進んだが、建物の形状、色彩はじめ壁面いっぱいの看板類は多様化して(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第282回 高級住宅街の土地と建物 景観を維持する意識の共有
【学生の視点】 強くなった日光が照る昼間は少し暑いが、春の夜風が気持ちいい時期になった。暖かくなるにつれて、虫もたくさんみられるようになったが、前回考えた高級住宅街の植栽(吉田勝「不動産の不思議(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 地中化の先へ 擬態用いた景観づくりに期待
【学生の目】 意識して街を歩くと、電線地中化の普及が進んでいることが分かる。主要都市はもちろんのこと、新しくできる分譲開発地や土地区画整理事業の施行区域でできる住宅地も電線を地中に埋めている。電線(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第280回 台形の角地の解決策 個性が魅力的な地域づくりに
【学生の目】 関東の桜の花が散り緑の葉が育ち始める季節、無事進級できた2年次の新学期に心踊らせながら街を歩いていた。淡い緑が目立つ街中で、角地に立つ住宅に目がとまった。台形の角地で接道面が長く、同じ(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第279回 道路に面する高層住宅 不思議が詰まった伝統的団地
【学生の目】 市川塩浜で大きな団地を見つけた。看板によると独立政法人UR都市機構の「ハイタウン塩浜」で、広幅員の道路に面してそそり立つ14階の高層住宅が目を引いた(写真)。 URは「Urban Renaissance Agen(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第278回 高圧線下の土地利用 住民をつなぐ場として活用も
【学生の目】 最近は電線の地中化が進み、空が広く見えることが多い。引き込み工事が複雑、維持管理費が高いなど反対意見もあるようだが、景観の面からは推進することが望ましい。電線は細い線だが、景観に与え(続く)