明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 記事一覧
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明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第337回 賃貸アパートと街の将来 景観に配慮し価値上げる工夫
【学生の目】 浦安市は明治22年に誕生した浦安村が発展し、現在に至っている。当時の主な産業は漁業で、「穏やかな浦(海)の安らかな漁」を願ったことが名前の起源である。中でも元町地区は歴史的な街で、趣があ(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第336回 線路に囲まれた賃貸マンション プラス要因引き出し活力に
【学生の目】 1日平均の乗者人員が約15万人とJR東日本管内の乗車人員ランキングで21位にランクインした蒲田駅(JR東日本「各駅の乗車人員2018年度ベスト100」)。20位の恵比寿駅、22位の吉祥寺駅と、住みたい街(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第335回 打ち放しの集合住宅 遊び心などを造形美に
【学生の目】 関東地方の5月は快適な季節だ。少し深くなった若葉の緑と、敷地内や街路に植えられたツツジの花のコントラストが優しく目に入る。しかし、今年の5月は様子が違う。新型コロナウイルス感染症の影響(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第334回 賃貸住宅の経営 管理不全を防ぐのが大切
【学生の目】 近年の不動産業界の課題に、管理が行き届かない空地や空き家の増加がある。問題は過疎の地域に限るわけではない。写真は浦安市の市役所通り沿いの賃貸住宅だ。市役所通りは市の代表的な道路である(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第333回 大阪駅の巨大な屋根 貴重な空間提供し環境配慮も
【学生の目】 新型コロナウイルスの影響で生活が制約を受けている。自由な行動が当たり前だったから、突然の制約にモヤモヤしているのは私だけではないだろう。 大学も始業が遅れ、Webを利用した遠隔授業が決(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第332回 新築住宅と防災意識 少しの対策が全体へ意識広がり
【学生の目】 建築基準法第42条2項に認定された〝みなし道路〟は、接道する敷地が建物再築時にセットバックすることで、実際に4メートルまたは6メートルの幅員をもつ道路となる。これから分かる通り、既存不適格(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第331回 小規模住宅の普及 家族構成や年齢で適格な住宅に
【学生の目】 SUUMOが調査した「住みたい沿線ランキング2020関東版」でJR総武線は11位となった。総武線は千葉と東京を結ぶ重要な路線で、乗り換えなしで秋葉原・お茶の水・新宿などの都内の主要駅へ移動でき(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第330回 ストック活用の工夫 修繕費抑え、手法組み合わせ
【学生の目】 東京都江戸川区平井は荒川と旧中川に囲まれ、海抜ゼロメートル地帯になっている。区の水害ハザードマップは、大規模な水害が発生したら区外の安全な場所に逃げるよう案内しているが、土地利用や建(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第327回 塀が変える建物の特徴 圧迫感与えず役割果たす
【学生の目】 JR京葉線の潮見駅周辺は工場やオフィスビル、住宅が混在する。埋め立て地で周囲は運河に囲まれて通過交通が少なく、広域からの集客を見込んだ看板を掲げる飲食店がないことも落ち着いた雰囲気の一(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第329回 印象に残る壁面緑化 維持する仕組み必要に
【学生の目】 大学があるJR京葉線の新浦安駅を降りて駅前広場に出ると、壁面緑化された建物に目がいく。低層階の外壁を、等間隔にパターン化された壁面緑化とミラーガラスが取り囲んでおり、ナチュラルでありつ(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第328回 アパート正面のデザイン コストとデザインのバランス大事
【学生の目】 ゼロメートル地区をもつ東京都江戸川区は、19年5月に水害ハザードマップを公開した。経験したことがないような巨大台風や大雨が予測されるときは「ここにいてはダメです。区外の安全な場所に逃げて(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第326回 屋根を隠すデザインの効果 狭さや安っぽさを減らす
【学生の目】 住宅の個性を彩る要素として、屋根の形があることは言うまでもない。これまで多くの屋根の形を見ては、そのデザインと工夫に感銘を受けてきた(朽方勇祐「不動産の不思議第214回」17年12月19日号)。(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第325回 歩道を提供するマンション ニーズ考え、地域の価値高める
【学生の目】 学芸大駅周辺はかつて東京学芸大学があった名残をとどめる飲食店、保育園などの建物もあり、商店街は多くの人でとてもにぎわっているが、駅から離れると閑静な住宅街が続いている。そんな住宅街で(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第324回 自分の城を造る 工夫や配慮で価値高まる
【学生の目】 マイホームを持つことには憧れがある。一国一城の主という言葉があるように、家を造ることは自分の城を持つことと同義と言っていいだろう。自分の城をどう築くのか、考えさせられる家を見つけた(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第323 回 三角地の狭い土地 官民知恵出し有効活用を
【学生の目】 大井町駅は山手線で最も南にある駅の一つである品川駅から更に南にある駅で、いわゆる都心部の駅ではないが、都心の拡大に伴って土地の高度利用が進み、大手企業のオフィスビルや商業施設が多数立(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第322回 駅前の歩道橋 時代に合わせた整備大切
【学生の目】 渋谷には山手線をはじめとする総武線、埼京線等のJRの駅のほか、多くの地下鉄や私鉄の駅がある。東京の三大ターミナルの一つで、交通利便性に加えて繁華性も極めて高い〝おしゃれな〟地域である(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第321回 エントランスの重要性 風格高め、価格維持にも
【学生の目】 JR京浜東北線など3線が接続する大井町駅は、東京の主要ターミナル駅である新宿駅や東京駅、渋谷駅、池袋駅に、電車を使って平均約15分で行くことができる好立地にある。しかし、駅から少し離れると(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第320回 マンション開発とデザイン 社会性踏まえたデザイン力
【学生の目】 これまで個性的な建物をたくさん見てきた。意識的に個性を見いだそうと努めてきたともいえる。個性的な建物は街のランドマークになりうる一方で、街の景観を壊してしまうおそれがある。不動産は個(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第269回 超高齢化社会の横断歩道 人本位の仕組みで問題解決
【学生の目】 市川塩浜駅は明海大学のある新浦安駅の隣駅だ。都心方面と反対側で、一度も行ったことがない隣駅に降りた。新浦安同様、のどかな住宅地だろうと考えていたが、駅近で大きな工作物を見つけた。誰も(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第319回 空き家再生による地域の活性化 歴史ある戸建て住宅は資産
【学生の目】 大学のゼミ活動で取り組む現地調査で尾道を訪れた。尾道は広島県の東部に位置し、瀬戸内海に面している。傾斜地をうまく使った建物が数多く見られた。高台からは奇麗な瀬戸内海が眺望できると思(続く)